袁術配下の武将。
廬江太守・陸康が袁術の命を受けた孫策に攻め滅ぼされると、後任の太守に立てられる。
(この時、袁術は孫策を太守にすると約束したが反故にしたとされる)
袁術が滅ぶと、遺族の袁胤らを保護したり、孫策を頼って落ち延びようとした張勲らを捕えてその勢力を吸収する。
また、劉曄が鄭宝を討って得た軍勢も預けられたことでさらに兵力を増している。
しかし勢力の拡大により孫策に警戒されると、孫策に騙されて本拠の皖城を留守にしている間に乗っ取られてしまう。
進退窮まると江夏太守・黄祖の支援を受け孫策と戦うが、破れて曹操のもとへ落ち延びる。
(袁術配下で諱も同じであるせいか、ちくま学芸文庫版の正史では曹操の元へ落ち延びたのが張勲と間違えられている)
曹操には厚遇されるが、自身が曹操と旧知の仲であることを理由に驕り高ぶるようになり、ついには食客の罪を理由に処刑されている。