陸抗の次男。陸遜の孫。
血縁関係・縁戚関係の複雑な人物で、母が張承の娘であるため張昭から見ると曾孫にあたり、
張承は諸葛瑾の娘を妻に迎えているため諸葛瑾から見ても曾孫に当たる。
また陸景が妻に迎えた公主(孫晧の異母妹)の母は孫和に殉じた張妃であり、陸景の母とは姉妹。
つまりいとこ同士で結婚しているのであるが、当時の中国ではいとこ婚は血の結びつきを強めるとして歓迎された。
文才に秀で、名門たる陸氏一族の中でも特に優れた人物として、弟の陸機、従弟の陸曄と合わせて「三虎」と呼ばれていたという。
晋軍を迎撃するも敗れて戦死するという最期は正史・演義ともに変わらないが、
演義ではなぜか「晋軍に太刀打ちできず逃亡しようとしたところを斬られる」という情けない味付けがされている。