曹洪の娘で荀彧の末子・荀粲の妻。
荀粲はかねてより
「女は顔が第一であり、頭の良さなどどうでもいい」
という諸葛亮とは真逆の考えを持っており、彼女の美貌に惹かれて結婚したという。
夫婦仲は良好であったが、ある冬に病で高熱を出し倒れしまう。
荀粲は外に出て体を冷やし、自身の体を当てて熱を下げようとしたものの、その甲斐なく病死。
その死を嘆く荀粲に傅嘏は
「顔だけの女ならいくらでもいるだろうになぜそんなに嘆くのか?」
と問うが荀粲は
「あいつは傾国の美女という程ではなかったが、それでもあれ程の女はそうそういない」
と返しており、程なく29歳の若さで死んでしまったという。