カード表記名称の小虎は字であり、本名は裏面にあるように孫魯育。
当時の女性はほとんどが本名が残されていない中、本名、字まで判明している稀有な例であるが
なぜカード表記名称に本名ではなく字のほうを使用したのかは不明。
裏面のエピソードは孫権死後のもの。
諸葛瑾の子であり、当時呉で絶大な権力を握っていた諸葛恪を抹殺し、幼帝孫亮を傀儡として孫峻が実権を奪取すると、孫峻の専横に憤りこれを排除しようという動きが見られるようになる。
その一つとして孫儀が練った暗殺計画があるがこれは事前に露見。
その際、姉の大虎が孫峻に小虎も計画に加担していた、と讒言。小虎は孫峻に殺されてしまう。
夫の朱拠は二宮の変の余波で自害させられるわ、
自身も上記のように殺されるわ、
息子たちと娘も殺されるわ、と相当、幸の薄い人生を送っているのだが、
悲劇の姫君と言った外見で描かれたのは初出の2くらいで3やTCG、本作などでは
それらの薄幸っぷりをまるで感じさせない単なる無邪気で幼い外見の少女として描かれる。
「妹」という要素が強調されているのだろうか?
なお、さんポケの小虎伝では孫登の妹として描かれたが、孫登の生年や小虎が朱拠に嫁いだ時期を考えると、
小虎の方が孫登の姉である可能性が高い。