正史にも演義にも董卓の配下として登場する人物だが、カードテキストは珍しく史実ベースで統一されている。
反董卓連合相手に、曹操軍を壊滅させ、孫堅軍を打ち破るなど、目覚しい働きをした勇将。
曹操は、この時の敗戦でほとんど軍としての体裁を取れないほどの状況に陥り、兵を集めるために、半ば連合から離脱せざるを得なくなるまで追い込まれている。
少なくとも反董卓連合戦においては、呂布をも上回る戦果を誇る董卓軍屈指の名将と呼んで差し支えなく、それを踏まえてか「蒼天航路」では、主人公・曹操の前に立ちはだかり董卓軍の強大さを示す大豪傑として描かれた。呂布に頭を握り潰されるという衝撃的な最期を迎えたが…
「曹操孟徳正伝」では、五千の兵で攻めかかろうとする曹操を迎え撃ち、曹操を追い詰めかけるが曹操の配下たちに反撃され、尻に矢を受け生き延びるという顛末となっている。その後は物語から人知れず退場している。
董卓の死後は、呂布とともに、暗殺首謀者である王允の側につき、李カク・郭シを迎撃する。
しかし、こちらも元々は董卓の配下だった胡軫・楊定が迎撃戦の最中に李カク・郭シ側に再び寝返ってしまい、混乱のさなかで戦死してしまっている。
演義では李儒の献策を受け、董卓軍の将としては曹操を打ち破るものの、夏侯惇との一騎討ちに敗れ戦死している。