曹操と杜夫人の間に生まれた娘。異父兄に秦朗がいる。
秦朗と同様に、曹操の養子として育った何晏に嫁ぐ。
『魏末伝』では、よりにもよってその何晏と同母兄妹と書かれてしまっている。
(裴松之はこの説を否定している)
何晏の不品行には頭を痛めていたようで、いずれ破滅するのではないかと母に相談していたという。
危惧した通り何晏は(曹爽派として)司馬懿と政争を繰り広げた末に敗れ処刑されたのだが、先見の明を評価され自身の生んだ子の命は助けられた。
『蒼天航路』では彼女のポジションに該当する人物として何晏と肉体関係を持った末に身籠り、何晏に嫁いだ曹操の娘が登場している。