梁国の相に就いた夏侯文寧の娘。夏侯淵や夏侯惇と言った他の夏侯一族との繋がりは不明。
曹真の甥で曹爽の従兄弟に当たる曹文叔に嫁いでいたが、曹文叔は早世してしまう。
そんな彼女に再婚話を持ちかけようとしたところ髪と両耳を切り落として拒否し、亡夫への貞節を貫く姿勢を見せる。
曹爽が誅殺されると曹家との縁を断ち切るため実家に引き取られるものの、再び再婚話を持ちかけられる。
これに対して同意するふりをして親族が油断したところで鼻を削いで引きこもり、曹家への義理を貫き続けた。
その貞淑ぶりを司馬懿に感心されると、養子を取って曹家を継がせることを認められている。。
本作において魏ではなく晋の所属とされているのは、この司馬懿との関わりが理由と思われる。