夏侯覇の娘で羊祜の妻。
夏侯覇の弟・夏侯威が羊祜の才能に惚れ込んだことで、兄を説得したことで嫁いだという。
曹爽が司馬懿の政争で敗れたことが原因で夏侯覇が蜀に亡命することになると、親族から絶縁状を叩きつけられるが、
羊祜は離縁することもなく、本人のみならず夏侯覇のことも気遣うほどであった。
(この辺は陸抗と対照的で、彼は諸葛恪が誅殺された際に妻がその姪であることを理由に離縁している)
羊祜に先立たれた後に晋が呉を滅ぼすと、司馬炎は「これは羊祜の功績だ」として、
萬歳郷君に封じられ、領地を与えられている。
尚、夏侯氏という名称は張飛の妻(本作で言う夏侯月姫)を指すこともある。