馬超が曹操と涼州の覇を争っていたころ、馬超と戦火を交えた女性。
馬超とは再三攻防を繰り広げ、最終的に夏侯淵の援軍を得て勝利をおさめた。
大戦では多くの女性が武将としてカード化されているが、その中でも希少な実戦に参加した記録が正史に残っている女傑である。
(旧版の)三国志大戦によって知名度が上がった人物は数多くいるが、彼女はその筆頭だろう。
それ以前はコーエーの三國志シリーズでも取り上げられることはなく、『三國志III』武将ファイルにて夫である趙昂の項目に「その妻が大した女丈夫である」と記載されている程度であった。
なお、大戦の王異は魏と涼軍(群雄)の勢力に登場してきた。
両方とも馬超との抗争を意識したカードという、異例な勢力違い。
実は王異の知名度がなさすぎて、初めは魏の人だと認知されなかった。プレイヤーの批判に答えた結果が西涼王異の登場だろう。
史的には魏所属が妥当。馬超を撃退したあとは曹操が趙昂らをねぎらい、官位を与えている。
趙昂が益州刺史に就いたのも曹操の指示であり、定軍山にて夏侯淵とともに陣没する益州刺史の趙顒とは趙昂のことではないかとされる。