演義にのみ登場する孟獲配下の武将。
一度敗れて董荼那ともども蜀軍に捕縛されるが、諸葛亮の策で解放されている。
その後の戦いで董荼那が蜀軍の罵声で退却した所を孟獲に処罰されると、董荼那と組んで孟獲を捕縛して諸葛亮に差し出す。
しかし孟獲が後日解放されると、董荼那ともども孟獲におびき出された所を殺害されてしまう。
以上が記述のほぼ全てと言える紛うことなきチョイ役で、演義の人物としても注目度は無いに等しい。
だが、コーエー(現コーエーテクモ)の「三國志IX」ではCPUの計略対象が五十音順に検索される*1という仕様が存在していた。
そのため自勢力に阿会喃がいる場合、能力的には凡庸な阿会喃が真っ先に内応など各種計略のターゲットになるという珍妙な現象が多発した。
この現象がプレイヤーから「アカイナンシステム」の俗称をつけられ、伴って阿会喃の知名度がごく一部で大きく上昇した。
ネタとしてインパクトがあったためか、以後の作品でもCPUが明らかに変な内応や計略を仕掛けることを「阿会喃」「アカイナンシステム」と揶揄されたりする。