人物紹介 / ホウ徳


龐徳

資料によっては「龐悳」と書かれることもある。
馬騰・馬超に仕えた武人であり、曹操が漢中を攻め落とした際に降っている。
樊城の戦いにおける壮絶な死に様から魏将として描かれることが多いが、魏に仕えた時間は短い。

旧主・馬超や従兄の龐柔が蜀に降っていたことにより、彼らとは敵味方に分かれてしまう。
この点は正史でも演義でも取り上げられており、正史では関羽から龐柔の名を出され投降を勧められ、
演義では于禁らに裏切るのではないかと疑惑の目を向けられる。

龐徳は出陣に際して棺を用意。
「自分か関羽のどちらかがここに入る」と宣言して曹操の信用を勝ち取り、
一騎討ちで関羽に深手を負わせるものの、その言葉通りの最期を遂げた。
(一方で古参の于禁は関羽に投降してしまったため、新参の将であった龐徳の忠誠が際立つ結果になった)

息子の龐会は関羽を父の仇として憎んでおり、
鐘会の蜀征伐軍に従軍し成都を落とすと、関羽の一族を探し出して皆殺しにしてしまったという。

三国志大戦では所属が魏に変わる(年齢を経る)となぜか知力が大きく下がるという伝統がある。
2では知力7から4へ、3では知力5ないし6からなんと1の脳筋へと大変身している。
呂蒙を筆頭に年齢と共に知力(コスト)が上がる武将は数多くいるが、下がるケースはかなり珍しい。

一応、魏将ながら創作では魏が悪役の三国志演義でも比較的扱いがいい事で知られており、
横山三国志でも関羽を苦戦させた末に敗れ、捕らえられるも堂々たる態度で処刑される立派な武将として描かれる。
一方、「蒼天航路」では成公何(成公英の弟という設定の蒼天航路オリジナルキャラ)と共に
樊城の戦いに援軍として駆け付け関羽の額を矢で射るも、この時、既に人知を超越した武を誇っていた関羽に瞬殺されてしまった。
蒼天航路終盤における関羽は作品のラスボスに等しい描写をされているため、その関羽と史実で刃を交えているが故に却って噛ませ犬にされてしまった形となり、
魏が敵役のはずの作品より魏が主役側のはずの「蒼天航路」の方が扱いが悪いという珍しい現象である。

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