人物紹介 / トウ頓


蹋頓

後漢末期の烏桓(烏丸)の単于(族長)。
先代の丘力居が死没した時、その嫡子がまだ幼少だったため、丘力居の甥に当たる蹋頓が単于の座を継いだ。

この頃、河北では公孫瓚が異民族たちと敵対しており、蹋頓は公孫瓚の宿敵である袁紹と同盟を組んで対抗した。
袁紹は見事公孫瓚を討つと、朝廷の文書を偽造して蹋頓やその配下の部族長たちを単于と認めた。
この恩に報いるためか、蹋頓たちは袁紹の死没後も袁煕・袁尚を匿って曹操に抗戦。
白狼山にて張遼らとの遭遇戦の末、曹純率いる虎豹騎によって捕縛され敗死した(演義では張遼に直接討ち取られる)。
烏桓は騎兵戦闘や騎射に秀でたとされているが、その彼らが張遼・曹純といった曹操軍トップクラスの騎兵指揮官によって打ち破られたのは歴史の皮肉と言えようか。
この後、烏桓の生き残りたちは曹操に降伏し、貴重な精鋭騎兵の供給源となったという。

今作では丸という部族名にちなんでか、イラストではカラスを率いセリフでは「カラスの王」を自称するが、もちろん史実の烏桓族はカラスとは特に関係が無い。
また今作では群雄所属だが、上述の通り一貫して袁家とは同盟関係にあったため、旧作では袁軍所属だったこともある。

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