カードリスト:呉 Ver3.59


カードリスト:呉 Ver3.59

武将カード

【呉075】R甘寧

武将名かんねい こうは魂のかわうそ
甘寧 −興覇−呉髄一の荒武者。若い頃はならず者の河賊として名を馳せ暴れまわっていた。呉に仕えた後も、孫権の元で荒々しくどう猛な武を振るい、数々の戦を勝利に導いた。その気性の荒さゆえに、敵にだけでなく味方までにも恐れられていたという。

「かわうそだから、ひどいんだよ」
コスト1.0
属性
兵種槍兵
能力武力3 知力3
特技勇猛
計略伝染るん戦法自身の武力が上がる。計略効果中、部隊が接触している間、敵部隊の武力を下げ、毒状態にする。
必要士気5
Illustration : 吉田戦車

下の人などいない

河賊時代の若かりし日の甘寧が登場。吉田戦車のシュールなギャグマンガ「伝染るんです」とのコラボカードでもある。
コスト1の武力槍としてはC孫桓やC潘璋らと比べ知力面で劣る一方、勇猛を持っているので及第点のスペック。

計略は武力+4、乱戦相手の武力-4&毒効果。
毒効果がやたら高い事と武力低下効果により、乱戦のみの勝負なら武力10の大軍持ちにさえ余裕で勝てる。
乱戦にめっぽう強く防戦時・固まった相手に突っ込んだ時にはコスト1とは思えない活躍をしてくれる反面、
計略込みでも武力7止まりであり、弓マウントや突撃を受けると脆いのがネック。
コスト1ゆえ仕方のないところではあるが…。
むしろ高コスト&高武力で登場していたのなら、かなり危険なカードになっていただろう。
以上の特性から城門の死守としての運用には打って付けであり終盤の守りにはコスト以上の仕事が出来るだろう。

何はともあれこのコスト、兵種にノーリスクでそれなりに使える単体強化を仕込めるのは割と大きい。
イラストや台詞から溢れ出るネタとイロモノ臭とは裏腹に、呉のコスト1槍兵の新たな選択肢となりうるカードである。

ちなみに計略の分類は「超絶強化」であるため、計略使用時にはムービーもしっかり入る。
ポリゴンモデルは明らかに頭身が違うがある意味忠実に再現されており、一見の価値はある。

【呉076】R谷利

武将名こくりなし
谷利謹直にして忠義を重んじる人となりが評価され、孫権から親近監に任じられ、側近として用いられた。合肥の戦いでは、壊れた橋で退路を断たれた孫権の馬に鞭を入れることで対岸へと飛び越えさせて、孫権の窮地を救った。その功績から都亭侯の位を与えられた。

「殿に近づく奴は俺様がぶっ飛ばす!!」
コスト2.0
属性
兵種弓兵
能力武力7 知力5
特技勇猛 大軍
計略竜巻の弓術自身の武力が上がり、移動中も弓攻撃ができるようになる。さらにカードを回転させると一定時間弓攻撃力が上がり、射程内の敵部隊全てに弓攻撃を行う。ただし、一定時間移動が出来なくなる。
必要士気6
Illustration : 獅子猿

激戦区、呉のコスト2弓兵に新たに追加された一枚。
主力にするとしては武力が少し低いため、特技と計略を活かしたい。
勇猛と大軍の特技は弓兵とミスマッチだが、乱戦時や攻城時の安定感に期待できる。

計略は、今回から追加された操術計略。
発動時は武力+4の徒弓戦法だが、カードを回転させることによって乱れ撃ち+剛弓というとんでもない追加効果を得られる。
効果時間も8cとそこそこ長めで、剛弓効果は最速発動で5回行える。
乱戦にさえさせなければ、+5の一般的な英傑号令でも、3回の剛弓でほぼ壊滅させるほどの威力がある。
操術して乱れ剛弓になると1.5c不動状態になるのも特徴で、これを上手く使えばいろいろと特殊な動きも可能。
挑発されたときに踏ん張ったり、城内にもぐりながら操術することで城内ゾーンで立ち止まって攻撃もできる。
ただ、便宜上「乱れ撃ち+剛弓」という説明が為されるが、実際に乱れ撃ち効果となるのは剛弓ダメージのみで
攻城ゲージ上昇速度減少などの効果はなく、ダメージ発生以後は、停止した状態で一部隊に射撃を再開する。
どちらかというと、「発動の瞬間、射程内の部隊全てに剛弓ダメージ」というイメージである。
他の操術計略のように、回転後一定時間強化された状態が続く、という事ではないので注意。

また、回転操作を筐体が読み取るときの問題なのか、操作から操術発動までにわずかに時間がかかる。
具体的には、操術発動時の「カシィン!」という音がしてから剛弓ダメージが入るまでも多少のタイムラグがある。
その隙に射程外に逃げられたり、騎兵の突撃から乱戦に持ち込まれることがよくある。
付け加えて、他の剛弓系計略と違い、剛弓効果が発生するのは操術発動の瞬間のみ。
他の剛弓系計略は、走射アクション中であれば、(例え走射アクション終了間際でも)乱戦から一瞬でも離れると剛弓効果が生まれるのに対し、
R谷利は一度乱戦されると、操術ごとに停止する特性も併せ、その後の剛弓発動がかなり厳しくなる。
できれば、前衛部隊にキチンと乱戦状態に持ち込ませてから、敵を少しでも多く範囲に入れたい。
遠弓効果は無く、相手の各部隊との距離感覚には、繊細な操作が求められるだろう。

コスト2弓の超絶強化持ちとして大人気だったSR孫皎とは、立ち位置がかなり被る。
性能を比べると、素武力で劣るうえに崩射を持たないが、知力5&軍持ちのため、妨害・ダメージ計略耐性は段違いに高い。
弐連剛弓戦法は挑発等で強制移動状態にされると無力だが、こちらは問題無く剛弓を撃つ事が出来る。
しかし、比較的スムーズに連射が効き、剛弓効果以外の時間でも、二部隊に攻撃できる弐連剛弓戦法と違って、
停止時間の関係上、剛弓ダメージを与えられる回数が少なく(素知力で最大5回)それ以外はただの徒弓効果しかない事から
弓マウントの状態を丁寧に取っておかないと、費用対効果が低くなりがちである。
結果としてかなり性質が違うカードになっていることは注意したい。

Ver3.59_2で操術後の不動時間が2Cから1.5cに短縮された。
これまで効果時間中の操術は最速でもギリギリ4回出せる程度だったのが
余裕を持って5回発動できるようになったのでかなりの上方修正だろう。


【呉077】C士燮

武将名ししょう いげんなし
士燮 −威彦−交州の地を統治した人物。温厚で慎み深い人柄で人望も厚かった。孫権が交州に目をつけて侵攻した際には、士燮は民衆を守るために、息子を人質として差し出し降伏した。その後も孫権と関係を保ち、交州が戦火に巻き込まれることがないように努めた。

「これもひとえに、民の為を思えばこそです」
コスト1.0
属性
兵種弓兵
能力武力1 知力7
特技防柵
計略防柵強化自軍の全ての防柵を強化する。
必要士気5
Illustration : 松岡昭雄

ベトナムの歴史でも讃えられている偉人が参戦。
防柵があるとはいえ少々寂しい能力値である。もう一つ何か特技が欲しかったところか。

計略はVer1時代にUC張紘が持っていたもので、柵の耐久度+3。
使えば、久々に盾で強化された柵を見ることができる。
当たり前だが完全に壊れてしまった柵には効果がなく、状況によっては死に計略になってしまうので注意。
また消費士気5と軽くはなく、その分の士気を英傑号令やダメージ計略に回した方が
状況が好転する場合もあり、使い手にはそれなりの戦術眼が求められる。
柵に関する計略はUC張昭やC顧雍などのライバルがいるため、デッキや自身のスキルと相談して採用したい。

現状では「反攻の大号令」などの武力上昇と引き換えに柵が崩壊する計略後のフォローや、
流星・傾国デッキなどの守備要員が主な使い道か。
計略・奥義・兵書のいずれかの「防柵再建」とのコンボなら、確実に効果を発揮できる。

【呉078】SR周泰

武将名しゅうたい ようへい戦傷の誇り
周泰 −幼平−孫権の護衛として、幾度も危機を救った武将。周泰の指揮下に入ることに不満を持った兵を見た孫権は宴を開き、その席上で周泰に服を脱がせ、全身十二ヶ所の傷の由来を一つ一つ語らせた。これを聞いた誰もが周泰の功績を認め、指揮下に入ることを納得した。

「体に刻まれた傷の分だけ、俺は強くなる!」
コスト2.5
属性
兵種弓兵
能力武力8 知力5
特技覚醒 崩射
計略神弓の極意範囲内の味方弓兵の武力が上がり、部隊数に応じて以下の効果を与える。
1部隊:移動速度と知力が上がり、
     移動しながら弓攻撃ができるようになる。
2部隊:走射中の攻撃力が上がる。
3部隊:麻痺矢状態になる。
4部隊以上:射程距離が上がる
必要士気6
Illustration : 西野幸治(24no)

孫呉の守護神、へやー、なんとかさんなど数々の異名をもつ彼がついにSR枠で登場!
最終的には9/6になるとはいえ、得意兵種のSRにしては寂しいスペック。

計略は対象になる弓兵の数に合わせて効果が変わるというVer3.59で加わった極意系の号令。
計略範囲は自分中心横長(カード横4,5枚分)。連環のススメのように回転させることが可能。
効果時間は一律で7cで、詳細は以下の通り。

1部隊 武力+10、知力+3、移動速度2倍?(迎撃を受ける)、徒弓
2部隊 武力+5、剛弓
3部隊 武力+3、麻痺矢
4部隊 武力+5、遠弓

1部隊掛けならかつての天衣無縫に徒弓効果がついたようなもの。
他の極意系同様、自身にしかかけることが出来ない。
徒弓があるが、かつての天衣無縫のように乱戦や攻城時に使うのが基本となるだろう。
なお通常移動でも迎撃を受ける速度のため、槍兵への接近には注意が必要。
ただ、敵の槍兵が至近距離で近くに他の槍兵がいなければ、突っ込む際に特技の崩射が活きてくるだろう。

2部隊掛けは剛弓戦法。
2部隊からの剛弓を集中して、武力差のある相手でも即死させることができる。
特にマウントは強烈で、押し込みの一手として使うのが強力。
乱れ撃ちや弓技の極みと併用で射程内の全ての敵に剛弓をお見舞いできるが、士気効率はイマイチ。
ちなみに召喚兵は走射ができないため事実上武力が上がる効果しか受けれない

3部隊掛けは麻痺矢の大号令と効果がほぼ同じで扱いやすい。
また麻痺矢の大号令よりも麻痺効果は高く(恐らく0.3倍)、神速騎兵の突撃オーラを単騎で消せるのが利点。
ただし効果が3部隊であり、弓兵以外は効果の対象外なので号令同士のぶつかり合いになってしまうと分が悪い。
確実に騎兵を捉えるサーチはもちろんの事、適度な距離をキープして使いたい。
R淩統やVer2のSR太史慈とのコンボが成立する。

4部隊以上掛けは懐かしの遠弓の大号令。ため計略や舞姫デッキには絶大な効果を発揮する反面、号令同士のぶつかり合いには全く向かない。
弓兵が多いとデッキがいびつになりがちなので、召喚計略を使う形以外では使用機会は少ないだろう。

全体を通しての問題としては、やはり騎兵主体デッキへの対応力の低さだろう。
一斉突撃に脆い1部隊掛け、2/4部隊掛けは突撃オーラでダメージが軽減され、3部隊掛けも相手が5枚なら2枚は自由に動けてしまう。
双弓や乱れ撃ちなどのサブ計略を用意したり、自身を手腕デッキや人心デッキのサブ計略要員として投入するなど、うまくカバーしていきたい。

【呉079】SR周瑜

武将名しゅうゆ こうきん孫呉の至宝
周瑜 −公瑾−呉の大軍師。赤壁の戦い後、孫権に「天下二分の計」を進言。まずは荊州を統一して、劉璋と張魯の討伐後、馬超と結託。大きく魏を取り囲み、南北から魏へ侵攻するという壮大な作戦であったが、この策の実行前に赤壁後の戦傷が悪化して亡くなり幻の策となった。

「呉の天下を、私が必ず実現させてみせる……」
コスト1.5
属性
兵種騎兵
能力武力3 知力8
特技覚醒 伏兵 魅力
計略天下二分の計【旋略】(カード方向で効果が切り換わる)
↑:範囲内の呉の味方の武力と移動速度が上がる。
↓:範囲内の呉の味方の武力が上がる。ただし、移動速度が下がる。
必要士気6
Illustration : 獅子猿

Ver1時代のストライダー周瑜こと馬周瑜が、魅力と自身初となる号令を持って帰ってきた。
コスト1.5で3/8、覚醒後でも4/9と高スペックとは言い難く一騎討ち対象武将である点は大きな不安要素だが
伏/魅の号令持ち騎兵は呉にとって貴重な存在であり、総合的な有用度は優秀な部類に入るだろう。

計略は新登場のカードの向きで効果の変わる旋略計略。効果時間は覚醒後で約8.5c。

上向きの号令は、呉にとってはまさかの速度上昇つきのリスク無し強化で、武力+3、移動速度1.7倍。
槍が刺さらない絶妙な速度で効果時間も長いので
号令同士でぶつかり合って一度退いた後に、バラけた敵を各個撃破できるなど自由度が高い。
ただし武力上昇は+3と控えめなので高速槍・弓兵を壁にし、的確に連続突撃を決めてこそ真価が発揮できる。
SR周瑜自身騎兵であるが、号令効果を十分に生かすにはもう一枚は突撃役をチョイスしないとやや力不足か。
Ver3.59_B_2で速度上昇が1.7倍になり弓兵が走射中以外でも迎撃されるようになった。

下向きの号令は武力+6、移動速度0.6倍?。
上昇値、効果時間共に英傑号令を上回るので、ゴリ押しで攻城を入れるときや自城際の守りで力を発揮してくれる。
速度低下のデメリットも、呉の得意兵種である弓兵ならば何の問題も無い。
ただし騎兵がオーラ維持不可能なほどの速度低下のため、自身が突撃によるサポートができない点に注意。

どちらの効果も使い方次第で大きな戦果を上げられるが、↑掛けは騎兵、↓掛けは弓兵向きの効果なので
デッキ構築段階からどちらをメインで使うかを決めておくといった構想が必要になるだろう。
自身のコストが低めなので、デッキ構築の手腕が問われるカードとなっている。

【呉080】UC朱桓

武将名しゅかん きゅうぼくハゲしいな
朱桓 -休穆-呉の名門出身の智将。余姚県の長となった時、飢饉と疫病に苦しむ民に病気の治療や施しをして、人々の信頼を得た。石亭の戦いでは、偽降の計に嵌まった魏の曹休が率いる十万の大軍を、陸遜の指揮の下、三万の兵を率いて全琮と共に左右から挟撃し撃破した。

「今回もハゲしい戦いになりそうですね」
コスト1.5
属性
兵種弓兵
能力武力4 知力8
特技防柵
計略反攻の火略範囲内の敵に炎によるダメージを与える。この効果は自軍に存在する防柵の数が多いほど高い。ダメージは互いの知力で上下する。ただし、効果後に自軍の防柵全てにダメージを受ける。
必要士気6
Illustration : 高倉あつこ

コモンの自分がハゲていることで半ば公式的にハゲのレッテルを貼られたSSQの被害者。
さらには髪を結えているところもCと同じく矢印になっている。

計略は自軍の柵を犠牲にする火計なので、考えなしに使っていると柵がなくなってしまい防衛時に苦労することになる。
範囲は大戦2のR陸遜の夷陵の炎の様な正方形なので、号令直後などで固まっている敵軍を焼き上げる事も可能。

威力は柵5枚で知力5を確殺と、柵の数が撤退させられる知力の目安だが、柵6枚で知力7を撤退させることもある。
条件付とはいえ、士気6で撃てる上に高知力にも威力を発揮する範囲ダメ計と考えると、赤壁や火計とは違った優秀さを持つ計略である。
以前は計略使用後に柵が必ず2枚壊れていたが、Ver3.59_A_3現在接触3回分のダメージを受けるだけになり使い勝手が良くなった。
ちなみに、柵が無くても知力1には兵力100%ダメージである。(大軍持ち知力1は白い部分が残る)
士気6でこの性能なら柵が無くても全く使えないということは無い。一応、頭の片隅に入れておくといい。

なお、反計によって反射されると発動は無効化されているが効果は反射という形で適用しているので、柵は壊れる
範囲が広い分、射程が短いので相手に反計持ちがいる場合はポジションに十分注意しよう。

計略時のセリフは「この炎のハゲしさに耐えられるかな?」、攻城時には「ハゲしく攻めるんだ!」
どう見ても狙っているとしか思えない。
が、見た目やセリフとは裏腹に侮れない性能の計略を持った1枚なので、相手にする際は要注意。

イラストの元ネタは『ハゲしいな!桜井くん』(ヤングマガジン連載・完結)及び
『ハゲまして!桜井くん』(イブニング連載・完結)の主人公、桜井くん。
イラスト自体は高校生時代の『ハゲしいな〜』から。
ハゲ・・・もとい薄毛を題材にした珍しい作品として有名であることが採用の理由であろう。
もちろんポリゴンでも完全再現である。

【呉081】SR小喬

武将名しょうきょう魂の最終兵器
小喬周瑜の妻。おっとりした性格で、常に周瑜に寄り添った。争いは好まなかったが、強力な兵器となる力を有していたため、孫呉の闘いに利用された。口癖は「ごめんなさい」。座右の銘は「強くなりたい」。

「ごめんね……周ちゃん……」
コスト2.0
属性
兵種弓兵
能力武力5 知力5
特技魅力 崩射
計略最終兵器【ため計略】(計略ボタンを押してから一定時間で発動する。この計略は反計されない)敵城にダメージをあたえる。また、戦闘中、使用するほどダメージがあがる
必要士気7
Illustration : 高橋しん

ビッグコミックスピリッツとのコラボ企画のカードの1枚で、元ネタは『最終兵器彼女』よりヒロインのちせ。
裏書きはもはや元ネタの解説というべきもので、座右の銘などは完璧にネタなのだが、
曹操が欲しがるほどの美貌(強力な兵器となる力)を持ち、孔明に開戦の材料にされた(赤壁の戦いに利用された)
……とでも解釈すればデタラメとも言えない、かもしれない?
もちろん小喬である理由は原作の「シュウちゃん」と「周瑜」をもじっているからであることは言うまでもない。

スペックは一般武将と比べると最底辺。
しかし流星系の計略持ちとして見ると「歩兵でない」という点でかなり優遇されている。
最終兵器はため計略なので、ため中は完全に戦力外となるR小喬、R大喬と比べると、武力5なので多少の攻撃には耐えられるほか、
ため中に射撃可能なのでタイミングと場所を調節すれば戦力ダウンにならずに計略を使える。
もちろんため中は走射・崩射・徒弓などの移動を伴う射撃は出来ない。

計略はさながら流星連破といった体のもの。
ため6.5cの攻城計略で、ダメージは1回目8.8%、2回目13.3%、3回目17.6%、4回目100%。
ため中に小喬が撤退すると使用回数にはカウントされず、城ダメージは増えない。
本家の流星の儀式より士気が重いが、そのぶんため時間が短いのは利点。
4回目の使用で城ダメージ100%と、その前の3発分のダメージを全部回復されていても落城勝利となるという、
まさに最終兵器の名にふさわしいダメージを叩き出す。
4回目まで行かずとも2発で約2割、3発で合計4割(39.7%)は削れるので、時には無理に落城を狙わない判断も必要。

4発撃てば即勝利、というと強烈だが、そこまで辿り着くのには士気7*4=28もつぎ込まねばならない。
これは一試合でたまる士気のほぼすべてであり、要するに他の計略は一切使えないという計算になってしまう。
しかし逆に考えれば「他の計略を使わずに最後まで耐えれば、確実に落城勝ちできる」という事でもある。
守城の技術に自信があるならば、チャレンジしてみるのも一興だろう。
ただし4発撃ちきるには士気溢れでのロスが命取りになるため、ある程度のペースでの計略使用を強いられる。
特に4発目は絶対に試合終了間際の残り10c前後でためる事になり、相手にためのタイミングを簡単に読まれてしまう。
そのタイミングにあわせて号令で押されると到底耐えられないので、うまく相手の足並みを崩して凌ぐ技量が必要。
もしくは前述通り、無理に4回落とす事は諦めて最初から2回か3回の使用を目安にした運用に徹するのも手。
他の流星の使い手よりも戦力にしやすい独自性があるので、これはこれでなかなか面白いデッキが組める。
崩射で騎兵の援護もでき、弓兵専用の号令・奥義のある呉なのでそれらの対象として見ても何とか使えるだろう。

守勢に専念できるメリットで、武力のハンデをどこまで埋められるかが焦点となる一枚。
フレーバーテキストでの台詞と異なり、計略発動時の台詞はいささか気色悪いのが難点。


【呉082】UC諸葛恪

武将名しょかつかく げんそんなし
諸葛恪 −元遜−諸葛瑾の長男。機知に富み、臨機応変な討論を得意としたため、彼と対等な議論ができた者はいなかった。孫権の「父(諸葛瑾)と叔父(諸葛孔明)ではどちらが優れているか」との問いに、「仕える主を知っている父が優れている」と答えた。

「諸葛孔明……?そいつは誰です?」
コスト1.0
属性
兵種槍兵
能力武力3 知力7
特技暴乱
計略快延の乱【暴乱】武力が上がり、兵力が上限を超えて回復する。さらに敵部隊を撃破毎に、その部隊の武力が上がる。ただし武力が徐々に下がり、一定以下になると撤退し、復活するまでの時間が遅くなる。
必要士気5
Illustration : hippo

Ver2.1のUC諸葛恪と互換。
知力-1されたが、武力3にして高知力を誇る、相変わらずの高スペックカードである。

快延の乱は暴乱計略の1つ。「小覇王の快進撃の大号令」というようなもので
号令直後に武力+5、兵力上限を超え5割回復、敵撃破ごとに武力+2。
ただし武力が1cにつき-1減少、武力0になると各自撤退、復活時間+10秒。
爆発力だけならそこらの号令並でありながら、自身はコスト1の高スペックで消費士気5と組み込みやすさは随一。
また計略時間が異様に長く知力2で発動しても50c以上持つため、快進撃と同様に知力低下の妨害に対して強いと言える。
なお、1つの敵部隊を複数の味方部隊による混戦で倒した場合、その味方部隊全員の武力が上昇する。
快進撃同様、ほかの効果で増減した武力も計算に入るので、他の暴乱計略で武力を底上げすれば効果を延長できる。
暴乱計略には士気対効果の高い計略が多いため、計略の組み合わせには困らないだろう。
逆に武力低下は死期が早まる。特にMax発動の諸刃劣陣は範囲内の全部隊が即死してしまう。

「乱持ち全員が最終的に必ず撤退する」と考えると、むしろ変形の天啓の幻とでも考えたほうがいいだろうか。
しかし天啓と違って、復活カウント増加があるうえ、撤退するタイミングが各自でバラバラになるのが問題。
幸い人属性なので、群雄と組んだ場合はGR董卓の超絶再起の属性とは噛み合ってはいるのだが、
性質上、高コスト高武力ほど遅く撤退するので、早めに使うか落ちるまで待つかの選択を迫られる。
あるいはいっそ、高コスト乱持ちを擬似快進撃状態にするものと割り切ったほうが使いやすいかもしれない。

暴乱の本場、群雄は騎兵メインで構成されていること、同勢力に速毒の乱を持つUC孫晧がいたことから
両方合せると速度1.8倍の擬似快進撃号令が打てる、兵種バランスが整う、お互い人属性などから
呉群暴乱デッキでUC孫晧とともにVer3.59〜3.59_A_3まで派手に暴れまわって我が世の春を謳歌していたが
Ver3.59_B_3で武力上昇値+7→+5、武力減少速度上昇、兵力回復量減少という修正をうけた。

【呉083】C全琮

武将名ぜんそう しこうなし
全琮 −子璜−父・全柔の代から孫策に仕えた。孫権の娘婿で孫権の信頼も厚かった。数々の戦いで軍功を立てて、左将軍にまで昇進する。228年の魏との戦で、周魴が偽りの降伏をして曹休を出し抜いた際には、魏軍を朱恒と共に討ち破った。

「ハハハ、よさないか。妻に叱られるよ」
コスト1.5
属性
兵種槍兵
能力武力5 知力6
特技魅力
計略火計範囲内の敵に炎によるダメージをあたえる。ダメージは互いの知力で上下する。
必要士気7
Illustration : 陸原一樹

Ver2.1xのC全琮の互換。
独自性溢れるため火計から普通の火計となり、実質C朱桓一択だった呉コスト1.5ダメ計枠の新たな選択肢が増えた。
スペックは平凡だが安定感があり、消費士気が多いダメージ計略持ちとしては魅力があるのは嬉しい。

Ver3.59現在火計は範囲が狭くC朱桓と比べると機動力に欠け、知力6なので照準合わせとダメージに若干難がある。
しかしコスト相応の武力と脳筋殺しのダメージ計略を兼ね備えるだけで十分評価出来るのはC孫桓が証明している。
コスト1のC孫桓ほど気軽に採用はしにくいが、伏兵やダメージ計略への対抗力もあるため前線で粘りやすい。
大活躍は期待出来ないが、サブ計略要員として様々なデッキに採用されるだろう。

Ver3.59に移行後、徐々に使用率を伸ばしており、
特に赤壁の大火が使えない&速度上昇時の壁となる槍兵が重要となる天下二分デッキでよく採用されている模様。

【呉084】SR孫堅

武将名そんけん ぶんだい至高の魂
孫堅 −文台−呉国の祖となった稀代の英雄。黄巾賊討伐や董卓軍との戦いでは、荒々しい気性と圧倒的な軍才で数々の功績をあげ「江東の虎」と称された。その至高の才は息子である孫策に引き継がれ、孫呉を支える源となった。

「この軍を率いている者は誰だあっ!」
コスト2.0
属性
兵種槍兵
能力武力6 知力9
特技魅力 募兵 大軍
計略至高の大号令範囲内の味方の武力が上がり、効果終了時に撤退する。さらに範囲内の味方の特技に応じて効果があがる。
 魅力・募兵:復活カウントが減少する。
 伏兵・崩射:効果時間が延びる。
 勇猛・覚醒:城攻撃力が上がる。
 防柵・大軍:移動速度が上がる。
必要士気8
Illustration : 花咲アキラ

大戦3では3枚目となるSR孫堅。
スペックは武力がやや不安だが大軍&募兵のおかげで粘り強く、孫堅史上最高の知力9という事もあり
一騎討ちさえ起きなければ生存力はかなり高いと言えるだろう。

計略は範囲内の味方に武力+7、さらに味方の特技に応じて強化されるという今までにない号令。
Ver3.59_A_3現在、孫堅のみでの復活時間減少量4秒、効果時間約5.5c。
特技による効果付与計算法は、
復活カウント減少:(魅力+募兵の総コスト)*1秒
効果時間延長  :(伏兵+崩射の総コスト)*0.4c
城攻撃力上昇率 :1+(勇猛+覚醒の総コスト)*0.15倍
移動速度上昇率 :1+(防柵+大軍の総コスト)*0.1倍
天啓の幻と同じく効果が切れると撤退するのが難点だが、魅力・募兵持ちが多ければ
撤退後の復活カウントが減少するので、ある程度はカバーできるのが強み。
なお、効果時間中の撤退であれば全て、復活時間減少は適用される。

ただ効果時間が延びる伏兵・崩射が全くない編成だとわずか5.5cしかもたないため、実用的とはいい難い。
出来る限り伏兵・崩射持ちは仕込んでいきたいところ。
だが呉には伏兵がやや少なく素武力が低めとなり、、崩射を増やすと兵種が弓に偏ってしまう。
かといって混色では士気8がネックとなり、どう組むとしてもデッキ構成にはかなりの労力を使うだろう。
また消費士気が非常に大きいので、実質的に1試合で使える回数が限られるのも留意したい所。

バージョンが進むにつれて流行のデッキが組まれては修正され、全く違う形のデッキが構築されている。
稼動当時は特技のコスト依存がなかったため伏兵・崩射を満載した多枚数デッキが流行し、一世を風靡した。
特技がコスト依存になった後はSR周喩(業炎)やR陸遜と組む少数精鋭型が流行し、
Ver3.594_Cにて効果時間にメスが入ると、EX孫策を入れて攻城力に特化した形が流行している。

ビックコミックスピリッツ30周年コラボの一環であり「美味しんぼ」とのコラボカード。モデルはネタにつきない海原雄山。
おかげでどうにも享年37歳には見えない。台詞もお馴染みの物ばかり。
元ネタは不仲で有名な親子なので、絵柄のみ発表された際は後継者問題で孫和を廃嫡した
晩年の孫権では無いかと言われていたが、蓋をあけてみれば不仲でもなんでもない孫堅と孫策が選ばれていた。
息子のSR孫策(究極)から見た親の孫堅(至高)は、特技3つ全てが計略で機能するが、
SR孫堅(至高)から見た息子のSR孫策(究極)は、特技暴乱に意味が無くやや相性が悪い点から、
婚姻後にわだかまりの溶けた息子と、未だに子と争う親という、元ネタ原作通りのようである。

【呉085】SR孫権

武将名そんけん ちゅうぼう江東の名君
孫権 −仲謀−孫堅と孫策の遺志を引き継ぎ、臣下の声を良く聞き入れ、軍事と政治の両方で柔軟な対応を取り、呉の時代を築いた名君。曹丕と劉備がそれぞれ皇帝を名乗る中、魏に臣下の礼を取り、呉王に封じられた。後に魏から独立して自らを呉皇帝と称した。

「この江東の地は、孫呉のものである」
コスト2.0
属性
兵種槍兵
能力武力7 知力8
特技魅力
計略攻護の名君【旋略】(カード方向で効果が切り替わる)
↑:範囲内の呉の味方の武力と攻城ゲージの上昇速度が上がり、城攻撃力が下がる。
↓:範囲内の敵の武力と攻城ゲージの上昇速度を下げる。
必要士気5
Illustration : タカヤマトシアキ

2枚目のSR孫権が、演義の碧眼紫髭で登場。
武力7で特技が魅力だけなのは少々物足りない感じがするが、号令持ち、また妨害持ちとしては高めであり、
知力も高く安定感のある1枚に仕上がっている。

計略は旋略系で
↑:範囲内の呉の味方の武力+3と攻城力0.6倍、攻城速度およそ2倍。
↓:範囲内の敵の武力-3と攻城速度を2/3程度(要検証)。
というもの。

↑向きは「落日の舞い号令」と考えればイメージしやすい。
1発あたりの攻城力は下がるが攻城速度が上がるぶんで補われており、実質的な攻城効率は普段の1.2倍程度とさほど変わらない。
なによりの強みは、あっという間に攻城できるので、通常なら攻城につながらないわずかな隙に攻城を通せること。
これにより相手に途切れ目のない丁寧な乱戦を強いる側面もあるため、敵城際では数値以上の重圧を与えられるだろう。

↓向きは2度掛けで相手の心が折れるほどにゲージ上昇速度が鈍化する。
大戦2の守成の名君と違い、攻城ダメージ自体を低下させる訳ではない事に注意。
よほど大量リードをしていないかぎりは「名君かけて放置」というのは少々危険が伴うようになった反面、
城ダメージをいくら小さくしようが傷は傷だった以前に比べれば、どうしても城を無傷で凌ぎたい場面では心強くなった。

序盤戦のうちに相手のちょっとした隙をついて上向きですばやく攻城を奪ってリードを取っていき、
後は下向き使用で防御を固めリードを守りきって勝つ、という具合に運用方法が自己完結していて使いやすい。
しかしどちらも武力上昇(減少)量が控えめで頼りないので、他に主軸を用意してのサブ計略という運用がベター。
名前の関係で手腕デッキや人心デッキに組み込むことができないのが欠点ではあるが、
呉にはほかにも多くの号令があるし、また流星デッキや開幕乙デッキなどの別戦略との相性も良好なので出番には困らない。

【呉086】SR孫策

武将名そんさく はくふ究極の魂
孫策 −伯符−孫堅の長男。父より受け継いだ感性と才能を持ち、若くして南方を瞬く間に統一し孫呉の基盤を築き上げた。戦においては「江東の小覇王」と称される程の強さを誇り、その究極とも呼べる用兵は曹操も恐れさせた。

「この計は出来そこないだ、使えないよ」
コスト1.5
属性
兵種弓兵
能力武力4 知力6
特技覚醒 魅力 暴乱
計略究極の大号令範囲内の味方の武力が上がる。さらに範囲内の味方の特技に応じて効果が上がる。
 勇猛・募兵:武力が上がる。
 伏兵・大軍:効果時間が延びる。
 魅力・覚醒:知力が上がる。
 防柵・崩射:兵力が徐々に回復する。
必要士気7
Illustration : 花咲アキラ

ビックコミックスピリッツ30周年コラボの一環であり「美味しんぼ」とのコラボカード。 モデルは主人公山岡士郎。
故に能力も4/6(しろう)・・・かどうかはともかく、「孫策」と名の付くカードでは初の弓兵、初の号令持ち、初のコスト1.5。
勇猛がないのも初であり、初物尽くしのカード。

計略は味方の特技の種類および数に応じて効果が強化されると言う、今までにない号令。
範囲は若き王の手腕の様に範囲を前に押し出した長方形で、横幅が戦場の3/5、縦幅が戦場の3/8程度。
素の状態(SR孫策のみ)では武力+1知力+2効果時間3.5cで覚醒後3.7C(知力1辺り効果時間0.2C延長)だが、そこから更に
勇猛・募兵1コスト分につき武力+2/3(端数切り上げ)
伏兵・大軍1コスト分につき効果時間0.9c延長
魅力・覚醒1コスト分につき知力+2/3(端数切り上げ)
防柵・崩射1コスト分につき効果時間1cあたり約兵力1%回復
と効果が強化されていく。
3.59_2から特技の数に加えてコスト依存もあるようなので注意。
ちなみにコスト2.5で勇猛・募兵持ちを入れた場合、武力上昇値が+4になる。ただし、コスト2勇猛持ちが2枚、コスト1勇猛持ちの計3枚でも武力上昇値が+4である。
これは前者はコスト2.5*2*2/3=3.3、後者は(2+2+1)2/3=3.3となり同じ数字となる為である。

特技の選び方としては、武力に関わる勇猛・募兵と、効果時間に関わる伏兵・大軍を優先的に集めていく。
回復と知力は直接戦闘であまり大きな意味を持たず、特技ひとつあたりの効果も低いが、
数が集まると馬鹿にならない効果を発揮するので余裕があれば確保していきたいところ。
(暴乱と復活(と連計)は計略に効果を及ぼさないので入れる必要はない)

各国の英傑号令と肩を並べるなら、勇猛・募兵合計6コスト分、伏兵・大軍合計4〜5コストは必要。
消費士気7という大きさを考えると、それ以上の数を集めて威力を高めたいが、
呉だけでは集められる量も限界があるので、より効果を期待するなら他勢力との混成が必要になってくる。
また範囲内の部隊の特技の数が参照されるため、部隊の足並みが揃っていない状態では
十分な威力を発揮できず、正に出来そこないの使えない計になってしまうという弱点がある。

呉の単色では高い効果が見込めず、多色では最大士気との兼ね合いから立ち回りが難しく、
さらに兵種バランスや所持計略のバランスにも頭を悩ませられるが、
うまくハマれば武力上昇も効果時間も英傑号令以上で、さらに知力上昇と兵力回復までつく破格の威力を見せる。
究極デッキのレシピは使い手の工夫次第。色々な可能性を探ってみて貰いたい。


【呉087】SR孫氏

武将名そんしなし
孫氏江東の小覇王・孫策の娘。孫策が袁術配下の時、陸康を攻撃したために陸家とは対立関係にあったが、孫策の死後に陸遜が孫権の配下に加わる際、孫権は両家の友好の証として孫氏を陸遜に嫁がせた。父から受け継ぎし孫呉の誇りを胸に、陸遜を影ながらよく支えた。

「私達の策で、彼らは大きな後悔をするでしょう……」
コスト1.0
属性
兵種騎兵
能力武力1 知力7
特技魅力
計略英魂の火計範囲内の敵に炎によるダメージをあたえる。この効果は、武将コストが高い呉の味方部隊が撤退している時ほど大きい。ダメージは互いの知力で上下する。
必要士気7
Illustration : 戸橋ことみ

武力1は力不足だが、知力7と高いので伏兵探しやダメージ計略への耐性もあり兵種も騎兵でコストパフォーマンスの高い武将。

計略は撤退した武将コストに依存する火計。
範囲は通常の火計とほぼ同一程度だが、火力は目安として【撤退コスト*2.5-1】の知力が確殺可能なライン。
コスト3撤退時には兵力100%の知力6をほぼ倒せ、相手知力7以上に対して5〜8割のダメージもの火力。
条件付きとはいえ、コスト1騎兵が持つダメージ計略としては破格の威力と言える。
ただし、誰も撤退していない状態では知力1にすら確殺を取れないことに注意。

コスト2以上が撤退前提で粘れば英魂火計への連携も容易になる事もあり、
孫策(特に雄飛)や英魂号令の裏の手としても相性は良い。
コスト2.5以上落ちでも赤壁に匹敵する火力になるため、快進撃や屍のように死亡タイミングのズレる計略との時間差連携も有効。

【呉088】SR孫尚香

武将名そんしょうこう江東の戦乙女
孫尚香孫堅の娘。芯が強く、兵と共に薙刀の鍛錬を行うほど武芸に秀でていた。弓の腕も素晴らしく、常に腰に愛用の弓を携帯していたので「弓腰姫」という呼称がついた。

「最後まで粘り強く、誇り高く戦うのだ!」
コスト1.5
属性
兵種弓兵
能力武力5 知力5
特技覚醒 魅力 勇猛
計略人心の昇華人属性の味方の武力の最大値が大きいほど武力が上がる。一定以上武力が上がると、さらに射程距離と走射中の攻撃力が上がる。
必要士気4
Illustration : 本庄雷太

カードイラストの元ネタは同社から発売中のPS3ソフト「戦場のヴァルキュリア」のセルベリア・ブレス。

数値だけ見ると標準的なスペックだが特技が三つとSRに恥じない能力。
覚醒持ちのため最終的には6/6の勇・魅と同コスト枠では破格の性能であろう。

計略は各勢力にある属性に対しての昇華計略。効果時間知力5で6.5c、知力6で7c。
戦場に居る最高武力の人属性武将の武力*0.55倍(小数点以下切捨て)武力が上がり、+8以上で遠弓+剛弓効果が付く。
つまり武力15以上の人属性武将がいる状態で計略を使えば剛弓効果が付く。
ちなみに参照するのはSR孫尚香本人でも良い。
武力10の人属性武将が居れば、単体で使っても+5と悪くない性能。
若き血の昇華と違い麻痺矢効果こそないものの、高武力の遠剛弓は低武力であれば1度の射撃で溶かすほど。

昇華条件が武力15と数値上はR周姫より易しいが、参照する相手は人属性で無ければならない点は注意。
特に呉の高コストの人属性武将は高武力が弓兵に偏りがちで、SR孫尚香との兵種被りが気になってくる。
手っ取り早いのは雄飛や蛮勇の孫策。
屍なら武力+10で孫尚香自身の武力が15になるため、容易に剛弓効果を得られる。
単色以外ならR黄忠(零距離)やSR姜維(麒麟児)、R華雄にSR呂布(赤兎)あたりと組めば狙いやすい。

【呉089】C孫静

武将名そんせい ようだいなし
孫静 −幼台−孫堅の弟で、孫皎・孫瑜の父。孫堅が劉表を攻めようとした時、孫静は兄の子供達を連れて現れ、これを諌めようとした。孫堅の死後、孫策の代では会稽城を、孫権の代では呉郡全域の守備を任されるなどの重責を担い、昭義中郎将まで昇進した。

「兄様。どうか攻めるのはお止めくださいませ」
コスト1.0
属性
兵種弓兵
能力武力2 知力4
特技防柵 崩射
計略孫呉の武【ため計略】(計略ボタンを押してから一定時間で発動する。この計略は反計されない)自身の武力が上がる。
必要士気3
Illustration : 吉田ちひろ

大戦1からの復帰組の1枚。性別がわからないイラストなのは相変わらず。

武力・知力は低めだが、特技が優秀で評価される一枚。
全勢力でもわずか2枚しか居ないコスト1崩射弓であり、同時に柵まで持つ。

いずれも頭数が重要な特技でありコスト1で両方同時に提供できる恩恵は大きい。
しかし、特技を活かした騎兵サポートが得意な武将のため、一般的な呉の号令デッキにはあまり向かない。
このカードの良さを引き出すなら、SR孫策(蛮勇快進撃)などの超絶強化騎兵や、
天下二分や飛天など速度上昇系のデッキで採用するべきだろう。
UC張絋C闞沢などと群雄へ出張、呂布ワラデッキでの崩射要員とするのも散見される。

ため時間はver3.594_Dで4.5〜5c。
効果時間は12c。

カード追加後はコスト1崩射要員としての需要で早くからランキングに登場。
同じくランキングに並ぶUC吾粲UC諸葛瑾などから用途に合わせて使い分けが出来る事は嬉しい。
これら激戦区となっている呉のコスト1弓兵枠にあってもランキングは堅調に推移している。

【呉090】UC張承

武将名ちょうしょう ちゅうしなし
張承 −仲嗣−張昭の長男。若いころから学才で知られ、諸葛瑾や歩隲と親しかった。父の張昭は文官だったが、本人は山間異民族討伐の功績を挙げ、奮威将軍に任ぜられるほど武勇にも秀でた文武両道の武官であった。人物鑑定にも優れ、諸葛恪が諸葛の家系を滅ぼすと予言した。

「主のため、我が身の全てを捧ごう!」
コスト1.5
属性
兵種騎兵
能力武力5 知力5
特技伏兵
計略旋略・神速特攻【旋略】(カード方向で効果が切り替わる)
↑:自身の武力と移動速度が上がる。
↓:自身の武力と城攻撃力が上がるが、効果中は強制的に前進する。
必要士気4
Illustration : タカヤマトシアキ

呉のコスト1.5に待望の標準的な能力の武闘派騎兵がやってきた!
脳筋を牽制出来る伏兵と安定した武力知力を備え、堅実で隙の無い能力。

旋略はそれぞれ神速戦法、特攻戦法なので詳細は割愛するが、瞬発力のある神速が低コストで使えるのは大きい。
意外なことに、大戦3ではノーリスクの単体神速計略自体が孫呉初である。また神速戦法が武力+3であるのに比べこちらは+4となっている。
特攻戦法はさほど大きな城ダメージは与えられないが、攻城を取りやすい騎兵が攻城力強化を持つ意味は大きい。

呉の同コスト騎兵枠には他に火計持ちのC朱桓と号令持ちのSR孫権(人心)SR周瑜(二分)、召喚使いのC祖茂の4枚がいるが
計略の汎用性の高さと戦闘力では頭一つ抜けているので、デッキに柔軟性を持たせたい時に重宝するだろう。

余談だが、名前の読みが親子共々「ちょうしょう」なので紛らわしかったりする。

【呉091】R程普

武将名ていふ とくぼう古豪の名将
程普 −徳謀−孫堅配下で四天王の一人。孫堅の死後は孫策・孫権と三代にわたり仕えた老将。孫策の江東侵攻の際には、敵軍に包囲されても、矛を構えてたった数騎で活路を開くなど、大いに貢献した。孫権の時代では、赤壁の戦いで副都督として指揮を取り、見事曹操を撃退した。

「背水の覚悟で活路を開くのだ!」
コスト2.0
属性
兵種騎兵
能力武力6 知力7
特技防柵 大軍
計略反攻の大号令範囲内の味方の武力が上がる。この効果は自軍に存在する防柵の数が多いほど高い。ただし、発動後に自軍の防柵全てにダメージを受ける。
必要士気7
Illustration : 三好載克

孫呉の宿将が再びRとして登場した。
基本スペックは号令持ちとしても残念な部類だが、防柵+大軍と武力1相当扱いされる特技を2つ持っており、開幕はそれほど苦にはならないだろう。
程普本人が大軍を持っているため、粘り強く防衛に参加できるのは好要素。
ただし、接触を強要される騎兵・仲間は弓主体・コスト比低武力・勇猛なしと一騎打ちに対する4重苦を抱えており事故死が起きやすい。

計略は防柵の数に比例して武力が上がる号令で、武力上昇値は柵の枚数+3。効果時間は9c。使用士気は多いが2色以上でも使うことは可能。
柵の数を参照するので、柵さえあれば残り強度は関係ない。そのため強度2で復活する兵書「防柵再建」との相性は良い。
なお呉で兵書「防柵再建」を装備できる奥義は軍師R陸遜の兵軍連環(秘伝書のみ)、軍師R陸抗の英魂嗣攻。
例外として柵が7枚存在する場合武力+11、英魂嗣攻+兵書防柵再建をつけて使うと武力+13で攻めることができる。
ただし発動時に柵に接触3回分のダメージを受けてしまう。

防柵が多いほど強化される号令なので、特に序盤は武将が体を張って柵を守るという一見矛盾した用兵が必要になる。
しかし防柵持ちの武将は武力が低めに設定されており、低コスト柵持ちを複数採用すると武力が一段と低くなり開幕の攻防で柵を残すのは困難を極める。
しかも士気7の号令だが、劇的に長い効果時間があるわけでもなく武力上昇も柵6枚で武力+9。
一見すると高そうに思えるが、前述の通り防柵持ちは総じてコスト比武力が低いため
コスト相応武力の武将に英傑号令がかかるだけで並ばれてしまう。
総合的に評価すると士気差や発動前までの柵の維持、柵破壊のリスクなどデメリットばかり強調されて旨みが少ない。

それでも活路を見出すなら常用する号令としてではなく使いきり奥の手としての号令としての用途になるだろう。
奥義+兵書「防柵再建」+反攻の大号令のコンボであれば柵の維持は不要なので、ここぞでの大技でリードを奪うような使い方になるのだろう。

Ver3.59では他の号令に比べ費用対効果の低さや、デッキ構築の難しさからか
R程普の使用率は非常に低いものとなってしまっている。
今後の上方修正を期待したい。


【呉092】C馬忠

武将名ばちゅうなし
馬忠潘璋配下の武将。荊州攻略でも潘璋に従って戦った。その際に馬忠は、麦城から逃亡する関羽を待ち伏せして包囲し、関羽が落馬したところを生け捕りにすると言う活躍を見せた。

「アレガ……カンウ、オレノエモノ……」
コスト2.0
属性
兵種槍兵
能力武力7 知力1
特技防柵 勇猛 大軍
計略反攻戦法自身の武力が上がる。この効果は自軍に存在する防柵の数が多いほど高い。ただし、発動後に自軍の防柵全てにダメージを受ける。
必要士気3
Illustration : 堀彩乃

優秀な特技を3つも備えた、最早コモンとは思えない優秀な武闘派カード。
武力7をキープしたうえで防柵+大軍という通常はそれぞれ武力1に相当する特技を2つも持っており、
しかも接触して戦う槍兵に相性のいい大軍+勇猛、呉勢力全般に噛み合う柵と、特技と性質の相性も抜群。
知力1という欠点はあるが、大軍のおかげでごくわずかだがダメ計耐性があり、また妨害には勢力柄浄化で対応しやすい。
計略を考慮せずスペックだけでの採用も充分に検討の余地があるだろう。

計略は柵の数に比例して武力が上がるという今までに無かったもの。効果時間は4.5c、推挙で8.5c。
武力上昇値は柵の枚数*3+3であり、自分の柵1枚でも武力+6とそこそこ、3枚あれば武力+12と漢の意地以上の強化になる。
ただし発動時に柵が接触3回分のダメージを受ける(Ver3.59_A_3)。
柵が無い状況でも士気3で武力+3なので、強化戦法のように悪足掻きにも使えないこともない。

ただ柵にダメージを受けてしまうのは、相手を防ぐために配置する防柵のコンセプトと真逆の方向性といえる。
たとえばR周泰のように、計略を使って柵を身を挺して守り、後半まで柵を生き残らせるような運用はできない。
各種舞いや流星/大流星のような柵で守りを固めることが重要なデッキの場合は計略は封印するのが基本。
計略を使うなら、例えば麻痺矢デッキなど、柵は多目だが固執する必要の少ないデッキの場合に限ったほうがいいだろう。

新登場の至高の大号令・究極の大号令との相性も抜群で、呉コスト2槍の新たな定番となった。

【呉093】UC歩夫人

武将名ほふじんなし
歩夫人孫権の側室。その美貌によって得た孫権の寵愛は一番だったという。後に大虎と小虎の姉妹を産んだ。嫉妬心がなく、慈愛に満ちた彼女は、他の女性達を皇后へ推薦したため、孫権から長く愛された。歩夫人の死後、皇后の位が正式に追贈された。

「私が孫呉という剣を包む鞘となりましょう」
コスト1.0
属性
兵種弓兵
能力武力1 知力8
特技魅力
計略慈愛の広がり範囲内の味方の特定計略の効果範囲が大きくなる。
必要士気3
Illustration : 和田昌子

ようやく登場した孫権の嫁。
スペックは高知力だが武力1弓兵で魅力のみと、Ver3.59現在14人もいる呉コスト1弓兵の中でも最低レベルである。
計略も単独では力を発揮しないものなので、せめて柵ぐらいは欲しかったところか。

計略は味方の計略範囲を広げるという変わったもので、一律で約1.3倍になる。
一定範囲を持つタイプの計略なら、号令でも妨害でもダメージ計略でもなんでも対象になる。
士気3にして効果時間77c(Ver3.59_B_3)と長く、対象の勢力なども問わないので、多色デッキでも扱いやすい。

範囲が狭い計略の補助に使いたいところだが、元の範囲を1.3倍するので、1度掛け程度では大して広くならない。
また、当然だが単体強化や命がけの推挙のような一定範囲を持たない計略にはまったく効果がなく、
兵や竜巻を出す召喚計略も、呼び出す物体のサイズや性質は範囲とは関係ないので同じく効果がない。
効果的なコンボ相手は「広範囲で、かつ大勢を範囲に入れる事に意味を持つ計略」へと限られてくる。

範囲が大きくなるだけで計略威力が上がるわけではないので、教えコンボのような決定力は期待できない。
とりあえず計略範囲を大きくするだけでは(士気溢れこそ回避できるが)士気3の無駄遣いになりがち。
ダメージ計略・妨害計略・反計のような「実際に使用せずとも、存在だけでプレッシャーを発揮するカード」と組んで
計略範囲の感覚を狂わせることで通常の立ち回りから有利を得ていくような運用を心がけたい。

範囲の拡大は、範囲そのものが膨らむわけではなく、カード中心を基点とした相似形で大きくなる。
そのため大水計や最期の交響曲のように範囲に隙間を持つ計略は、隙間ごと大きくなる点に注意。

なお自身も計略対象に含まれるため基本的に重ね掛けはできないが、雲散や撤退で自信の効果が切れると再度使用出来る。
1回ごとに約1.3倍ずつなので、n回重ね掛けすれば1.3^n倍とどんどん拡張されていく。
赤壁に3回掛ければ射程が自城から敵城直前まで、幅2.5枚と広い範囲となり、4回目では戦場の対角線で焼くことも可能。
何度も重ね掛けすれば、ミニマップをはみ出す程の計略範囲となる。
超長時間化したVer3.59_3直後は、計略を使った後身投げしてから重ね掛けするという運用が散見されるようになった。

一見の価値があるので店内対戦などで試してみるのも面白い。
また巨大化した計略範囲の一例は某動画共有サイトにも挙げられているので、興味があれば探してみると良いだろう。

Ver3.59_3で長時間化したことにより、使用率ランキングにこそ載らずにいるが、一部で話題になりつつある模様。

【呉094】R淩統

武将名りょうとう こうせき気鋭の烈将
淩統 −公績−淩操の息子。戦死した父に代わり部隊を引き継いだ。赤壁で勝利したのち、周瑜らと共に南郡の曹仁を攻撃した。同時に攻撃した甘寧が包囲されてしまうと、呂蒙らが甘寧の救出に行く間、五千の兵で十日間本陣を守りぬいた。その功績から承烈校尉に昇進した。

「孫呉の未来は俺が守り通してみせる!」
コスト2.0
属性
兵種弓兵
能力武力8 知力4
特技募兵
計略旋略・痺矢双弓【旋略】(カード方向で効果が切り換わる)
↑:自身の武力が上がり、麻痺矢状態になる。
↓:自身の武力が上がり、2部隊に弓攻撃ができるようになる。
必要士気4
Illustration : 後藤弘樹

初のRとして登場した淩統。
これにより、ver1時代から数えるとSR・R・UC・C・EXとLE以外全てのレアリティを経験したことになった。

計略はかつての双弓麻痺矢を思わせる計略名だが、旋略なので麻痺矢か双弓かの2択となる。
Ver3.59_B_2現在、効果時間は6.5c。麻痺矢は武力+3・速度低下0.4倍、双弓は武力+4。
同じ士気4で乱れ撃ちや遠弓麻痺矢が使える事を思うと少し物足りないが、
どちらも比較した計略より武力上昇値が+1高くなっており、下位互換というわけではない。

また、コスト2武力8募兵持ち人属性というカードスペックも、このカードの魅力の一つ。
呉の募兵持ちはR甘寧(弓技)とR孫堅という癖の強いカードだったが、彼の登場によってそれも解消された。
また呉の武闘派のコスト2人属性は意外と手薄で、Ver3.59現在で武力8以上のカードはわずか4枚しかない。
属性依存計略も多数追加されたほか、蜀の回復奮陣を軸にした消耗戦型デッキ、
群雄の人属性奥義に合わせたワラ系デッキ、それぞれの高武力援護役としても心強い。
敵の移動を制限できる麻痺矢と、手数を増やす双弓、どちらもこういった消耗戦に向いた計略であり、
ケースによって使い分ける事ができる柔軟さが強みと言えよう。
ライバルのSR孫皎の様な派手さはないが、募兵で粘り強く戦場に居座り低士気で味方をサポートする堅実さが強み。

ただ一つ気をつけなくてはいけない事は「弓兵の旋略」であるため、操作が若干面倒であること。
いざ計略を使おうというときにカードの上下を変えると意図せず走射が発生してしまったり
移動状態になったりしてしまい、弓攻撃がおろそかになりがちなのが難点。
かと言って前もってカードの向きを決めてしまうと、今度は弓ターゲットの変更に不自由が生じてしまう。
こういうときには、まず攻撃したい相手に向けて走射を行い、走射中にカードの上下を変えて計略を使おう。
R淩統をデッキに組み込む際には頭の片隅に置いておくとよい。

【呉095】R呂蒙

武将名りょもう しめい魂の小僧っ子
呂蒙 −子明−孫策にその非凡さを買われ、配下となる。直情的な性格から失敗をすることも多かったが、持ち前の負けん気の強さで数々の功績を上げた。何事も吸収し成長していく彼の姿に呉の誰もが目を見張ったという。

「いつまでん…足でまといのムダメシ喰らいやなか!」
コスト1.5
属性
兵種槍兵
能力武力5 知力4
特技覚醒
計略呉下の阿蒙(バンビーノ)自身の武力が徐々に上がる 。
必要士気5
Illustration : せきやてつじ

ビッグコミックスピリッツと三国志大戦のコラボ企画のカードのうちの1枚であり、漫画「バンビーノ」とのコラボカードである。
台詞が訛っているのはバンビーノの主人公が博多弁であるため。

Ver2.xと比較して、知力-1の代わりに特技覚醒を持つ。

呉下の阿蒙は発動時に武力が+1され、その後はテキスト通り武力が上昇し続けるというもの。
効果時間はおおよそ知力+4cで、武力上昇値は+(効果時間*2)-1

追加当初はややマイルドに抑えられていたが地味に強化され続け、
知力上昇コンボ前提ではあるもののデメリット無しの武力上昇としては破格の威力となった(下記参照)。
ただし計略の性質上、充分な効果を発揮できるまでに時間がかかるため即効性に欠け、
また高武力で活躍できる時間も限られてしまうため扱いが難しい計略となっている。
槍兵の身で速度上昇効果も無いため、超絶強化扱いの割に、散開した相手に戦果を挙げにくいのも痛いところ。
呉の単体超絶強化として、自爆しない等のデメリットは無い独自性はあるものの、
同じコスト1.5槍には小回りの効く計略のR孫尚香、脳筋殺しのC全琮などの対抗馬も多く、
彼らを押しのけるほどの活躍をさせられるかは、君主のハンドスキルや計略コンボを見据えたデッキ構築にかかっていると言えるだろう。

【計略使用時の知力と最高到達武力 ver3.59_3】
知力4(覚醒前の状態)・・・8cで武力23になり終了
知力5(覚醒後の状態)・・・9cで武力26になり終了
知力9(覚醒前の状態+賢母)・・・14.5cで武力35になり終了

【呉096】R魯粛

武将名ろしゅく しけい同盟の志士
魯粛 −子敬−呉の軍師。周瑜に推薦され、孫権に人となりを惚れ込まれた。赤壁の戦いの後、周瑜が没すると遺言で後継者となり全軍の指揮官となった。曹操に対抗するために、周瑜が献策した「天下二分の計」を、蜀を侵略するのではなく、同盟という和平の形で用いた。

「孫呉の夜明けも近いぜよ」
コスト1.5
属性
兵種弓兵
能力武力3 知力9
特技防柵 崩射
計略人地共鳴範囲内の味方の武力を上げる。対象が人属性の場合は地属性のコストに応じて、対象が地属性の場合は人属性のコストに応じてさらに武力が上がる。
必要士気7
Illustration : 牧野卓

同盟の立役者となったことを坂本龍馬にひっかけてか、志士という二つ名と土佐弁をもって現れた新魯粛。

特技が2つあるものの武力3とかなり低く、総武力不足に陥りやすい呉としては厳しいスペック。
しかし崩射持ちのため後方からの戦闘援護をしやすいのは利点。

計略は人地の両属性の総コストに応じて反対属性の武力が上がるというもの。
武力上昇は(反対属性のコスト-1)*2。計算結果が0以下の場合は最低武力+1が保証される。
孫呉を強調しているが、他の共鳴号令と同じく混色でも効果がある。
ただし人地以外には+1なので、他国の天属性や、旧カードや召喚兵ら無属性武将とも相性が悪い点に注意。
効果時間は10cと長めだが、騎兵が少なめの呉はライン上げに必要な機動力に不安があるのでキッチリ攻め上げてから使おう。

他の共鳴計略と共通する弱点として、発動前に低知力をダメ計で撤退させられたりして足並みが崩れると使い物にならなくなる。
特に呉は小出しにできる単体強化が自爆計略だったり高コストの撤退が条件だったりで、
自分から足並みを崩すことになりやすい点が、号令の性質と噛み合わない。
また呉国の号令でありながら援護兵との相性が悪い。

ただ、自爆がお家芸である呉には、復活・英魂系計略などの撤退時のフォロー計略が多彩である点も強みで
相手にダメージ計略を先撃ちされても、それらで戦線を維持しやすいという利点もある。
自爆のフォローではなく、共鳴号令が苦手とする足並みの乱れに対応する、という形で、それらの計略持ちをデッキに組み込むのは十分に評価できる。

とかくR孫権と性能が被り気味だが自身の崩射と上昇武力を偏らせる計略の使い方、
なにより「孫権でない」ことを利用してSR孫権(人心or名君)と組ませるなど、
独自性を見出して夜明けを切り開いて欲しいところ。

Ver3.59_C_3では他の共鳴シリーズが範囲縮小と効果時間短縮という下方修正を喰らったが、何故か彼は修正を回避している。
その後も使用率の高い号令が次々と修正され、Ver3.594系で据え置きだった人地共鳴の地位が相対的に上昇。
Ver3.594_Aでようやく注目を集めるようになりVer3.594_Bでは下方修正必至と思われたが0.5cの短縮で済んだ。
その結果として号令役ながら使用率1位を争うまでに急浮上。ようやく夜明けを迎えたようだ。


定番カード

  • コスト3
  • コスト2.5
  • コスト2
    • SR孫権
      状況に合わせて号令or妨害を使い分けることができる。計略は必要士気が低く、計略コンボにもむく。
  • コスト1.5
    • SR周瑜
      帰ってきたストライダー。計略は旋略号令だが、主に移動速度が上がる↑向きを使うことになるだろう。
    • C全琮
      そこそこのスペックと火計を持つ槍兵。火計の威力は高くはないが脳筋には十分に抑止力になる。
    • SR孫尚香
      優秀なスペックを持つ江東のヴァルキュリア。R孫策のお供に。
  • コスト1
    • SR孫氏
      コスト1の新たな火計使い。自爆計略やR孫策と相性がよい。
    • C孫静
      呉軍コスト1で唯一の崩射持ち。計略は地味だが柵も所持し、サポートにうってつけ。

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