武将名 | しょうこ | 悲劇の美姫 |
小虎 | 呉皇帝・孫権の次女で、大虎の実妹にあたる。母の歩夫人譲りの美ぼうと温厚な性格の持ち主で、孫権の愛情を一身に受けて育った。夫の朱拠と大虎の夫・全琮が孫権の跡目争いで対立していたことが災いして、大虎に殺されてしまった。 「お姉様、日々穏やかに暮らせるといいですね」 | |
コスト | 1.0 | |
属性 | 人 | |
兵種 | 槍兵 | |
能力 | 武力1 知力4 | |
特技 | 防柵 魅力 | |
計略 | 春眠の誘い | 範囲内の敵を移動できなくし、計略を封印する。この効果はいずれかの部隊と接触することで消滅する。 |
必要士気5 | ||
Illustration : masaki |
呉に待望の妨害計略持ちが登場。
武力と知力だけ見ると最低レベルのスペックだが、防柵と魅力持ちの文官であることは計略要員として強み。
呉の国柄を考えると、低武力でも槍兵なのでデッキに組み込みやすいだろう。
計略効果は、範囲内の敵すべての移動・計略使用・弓攻撃を封じるもので、短時間だが完全に無力化できる。
しかも範囲がかなり広大で並の号令ならほとんどを覆える規模であるうえ、強力な妨害にしては士気5と低めで使える。
効果時間は7c前後。知力9と知力6がほとんど同じ時間眠っていたので知力依存は低いようだ。
ただし効果のあった部隊に敵味方問わず他の部隊が接触すると効果が消滅するという特殊な性質を持つ。
そのため相手が既に接触している状態で使うと眠ると同時に即解除されて士気の無駄となってしまうし、
騎兵を入れ逃したりしたら簡単に次々解除されてロクな時間稼ぎもできないので、使いどころは見極めたい。
またラグなどの影響で、画面上は離れて見えても内部判定では接触しているということがあるのでその点も注意。
密集されると無力になってしまうという、普通の妨害やダメージ計略とは真逆の性質を持つ計略だが、
それを逆手に取れば相手に密集を強いることができるというほかにはない特性を持つ計略。
赤壁の大火などと併用し、散れば春眠、固まれば火計という二択を迫っていく運用が一般的である。
春眠の解除条件はやや複雑で、部隊との接触に加えて、ダメージ地形や攻城ゾーン・防柵接触でも解除されるが、弓攻撃や槍オーラ接触では解除されない。
非常に大雑把だが「伏兵や隠密が解除されるのと同じ条件」だと覚えておくといいだろう。
伏兵や隠密と違って姿が見えているため弓攻撃の対象にできるが、弓攻撃では解除にならないというのがポイント。
呉の優秀な弓部隊を並べて、眠っているところに一方的に射撃を当てていく運用が非常に強力である。
また部隊を接触させずに当て続ける操作精度に自信があるなら、槍撃でも眠らせたまま兵力を削っていくことができる。
隠密中の敵に対しても計略の効果はあり、計略範囲の広さから敵の姿が見えなくても眠らせるのはそれほど難しくない。
ただし眠っていても相手の姿は見えないので弓で撃てず槍撃も出来ない、つまりは攻撃出来ないという状況。
よって放置するより他になく、隠密計略は効果時間が長いのでその場凌ぎにしかならないことは頭に入れておこう。
ちなみに他の移動停止と違って、強制移動系の計略(強進の乱など)を上書きされても春眠の移動停止が優先される。
また募兵や槍オーラは春眠で無力化されないので、眠りながらでも募兵するし、槍に高速の敵が触れれば迎撃になる。
呉では貴重な妨害計略持ちで、コスト1ながら状況次第では単体で戦局を覆すことも可能なカードである。
無駄にならない特技、兵種、そしてイラストの人気もあってか、
Ver3.5にてカード追加以降、長期間に渡って高い使用率を誇っている。
なお、Ver3.59において、仮装兵士モデルとしても追加されたが、
選択時の各種モーションでは、イラストにある楽器の古筝を、武器としてぶん回している。
身の丈ほどある古筝を背中に担いだり、相手の剣と激しく打ち合ったりと、
そのギャップは一見の価値あり……かもしれない。