カードリスト / 第2弾 / 群雄 / 管輅

Ver2.6.0Aの時点で群雄には3枚しかいない武力2伏兵持ちの一人。
残りは攻城兵の楊松と象兵の孟節なので、スペック面での差別化は容易。
とはいえ兵種が歩兵で標準的な武力ともなると、計略使用を前提とした採用が望ましいだろう。
将器は補助的なラインナップだが、知力上昇は計略の知力依存の低さから恩恵が伏兵威力向上にほぼ限られてしまう。
復活減少も劇的な効果にはつながりにくく、士気上昇が無難だろうか。

計略「封印の計」は妨害。計略カテゴリは専用の「必殺封印」。
敵の計略を一定時間使用不可能にする。
効果時間は7c前後で、知力依存はかなり低く0.1c程度。
範囲は自身前方円で直径がカード横3枚分程度(Ver.1.1.0A)。

相手がキー計略を使うであろうタイミングで先打ちし、封印している間に兵力を削りあわよくば撃破を狙うのが基本運用。
うまく決まれば戦略を大いに狂わせられるため、近くに管輅がいるだけでもプレッシャーを与えることができる。
また、実際に使わずとも早めに計略を撃たせ士気差や効果時間差で優位を取るといった抑止力としても有力。
フルコン狙いの相手に特に有効で、号令や強化の重ね掛けを抑止しやすい。

効果自体は強力だが、先打ち必須であることが最大の欠点。
計略の同時発動が発生しようものなら一方的に士気3を失うことになる(いわゆるオズマるの語源)。
封印以外の副次効果は一切ないため、白兵戦で優位を取れる状況を見極めて使いたい。
乱発した結果生まれた士気差によって反撃されると本末転倒であるため注意。

それでも士気消費3、封印計略の中では最低消費なので使える場面は多い。
性質上守りに向いた計略で、分かりやすい場面としては士気差を考慮しなくてよい最終盤での攻防。
再起による再攻勢も間に合わないようなタイミングであれば、ある程度早めに仕掛けても無駄になりづらい。
主力計略を封じたうえでさらに強化を用いて敵部隊を排除してしまえば、相手の目論見を外すことが可能。
他にも転身系計略を構えて逃げを打つ前提で攻めあがる相手に対しても、転身を封じ逃さず殲滅することができる。
ただし法具転身再起に対しては無力であるため注意。

魏王の覇道やエアリエルといった二段階発動型計略や、飛んでくるタイミングが分かりやすい目覚め系の計略にもある程度有効。
一段階目ないし起点となる計略を見てから封印することで、最大効果での発動を阻止することができる。
これらは効果の終わり際にもう一発撃ってしまえば完全に封じてしまうことも可能。
特に初段の火力が低く士気消費が多い2段階発動計略に有効で、ある程度リードを取れている状態でなら選択する価値はある。

攻めに使う場合、相手の対抗手段を封じることで一回の攻めで試合を決めてしまうことも可能。
しかしこの場合、敵が城から出てきた瞬間に計略を使用したところに合わせると上記した「オズマる」状況になりやすい。
そのため有効な相手は後出し専用の反計や雲散・浄化系計略で、これらを封じた上で大型計略を通す形となる。
必要士気の軽さから反計に対してはわざと目の前で打つのも一つの手で、通せば封印・反計しても士気を削る二択を迫ることが可能。
この使い方だと当然消費士気がかさむため、あらかじめ何らかの方法で士気差を作っておくことが望ましい。

ただし封印の計の効果時間はそれほど長くないため、過信は禁物。
範囲もそう広くなく本人が歩兵であるため、なかなか狙い通りにキー計略持ちを捉えられないのも難点。
最も活躍が期待できる最終盤の攻防においては、同勢力の1コスト歩兵である張姜子が難敵。
管輅を採用する場合、必要士気の軽さや伏兵による序盤の攻防というアドバンテージを活かしたいところ。

登場バージョン †

Ver.1.1.0A