現在で言う中国雲南省〜ミャンマー北部あたりに勢力圏を持っていた豪族。
演義では兄・孟節、弟・孟優、妻・祝融という親族が登場するが、正史にこれらの人物の名は見当たらない。
正史では諸葛亮によって七縱七禽されたことで心服し、蜀漢への忠誠を誓っている。
演義では実際に7回戦っているが、おそらくは心服するまで何度も戦い続けたという意味だろう。
異説としては、逆に孟獲が諸葛亮を7回捕らえたとされたり、
そもそもが他の部族を納得させるため、諸葛亮と仕組んだ八百長だったという話も存在する。
三国志大戦においては、旧版でもコストに対する能力は低いが特技復活を3つ持っており、
2では9秒、3でも12秒で復活という驚異的な回転力を発揮した。
(ちなみに超復活という独自の特技扱いになっている)
それを踏まえてか、今作でもSR孟獲(南蛮王の大号令)は将器の主効果が復活減少で固定されている。
コーエーテクモ(旧光栄・コーエー)の『三國志』シリーズでは後期シナリオの独立勢力として登場。
弱小ではあるが本人の戦闘能力が高く、妻や弟を始めとする演義での愉快な仲間たちが配下におり、当面の敵である蜀は趙雲・魏延以外の大物武官が軒並み没しているため、殴り合いに持ち込めれば一縷の望みはある。
政治力や計略耐性が壊滅的なため、じっくり内政しても蜀との差は広がる一方なことが多く、「機を逃さない大胆な電撃作戦で苦境をひっくり返す」というカタルシスが味わえる上級者勢力となっている。