武将名 | そうそう もうとく | 覚醒する奸雄 |
曹操 −孟徳− | 魏王となった、三国志の英雄。董卓が朝廷を支配した際には、私財を投じて兵を募り、旗揚げする。董卓の死後は、黄巾軍を自軍に吸収し、着実に勢力を伸ばした。官渡の戦いで、覇権を争っていた袁紹にも勝利し、中原の覇者となった。 「どうやら、俺の時代がやって来たようだな」 | |
コスト | 1.5 | |
属性 | 天 | |
兵種 | 騎兵 | |
能力 | 武力4 知力7 | |
特技 | 覚醒 | |
計略 | 奸雄の謀略 | 【国力】範囲内の敵に効果を与え、国力が上がる。 国力0:武力を下げる。 国力1:さらに知力を下げる。 国力2:さらに移動速度を下げる。 国力3:さらに計略を使用できなくする。 |
必要士気5 | ||
Illustration : Wolfina |
黄巾討伐や反董卓連合時代の青年期曹操が漢軍所属で参戦。
大戦史上初の号令以外の計略所持、かつ特技に魅力がない曹操である。
基本スペックは平凡だが中盤以降は5/8になるので、計略要員に限って見れば騎兵である事もあって破格と言ってよい数値。
単純なぶつかり合いや一騎討ちに不安が残るため漢のコスト1.5枠ではやや見劣りは否めないとはいえ、
漢軍では貴重な高知力騎兵+妨害計略持ちであるため、そこに着目すればかなり優秀なカードである。
その計略「奸雄の謀略」は国力が高くなるごとに効果の種類が増す妨害計略。
国力0の状態では武力-4のみだけだが、国力上昇に応じて知力-3、移動力0.6倍が追加されていく。
そして国力3では封印効果が追加され、反撃の手を潰せるうえ浄化での対処も封じることができる。
計略範囲は戦場横幅の2/5程度とかなり広く、よほど分散されない限りは3部隊ぐらいは簡単に捉えられる。
消費士気5は決起としては重め、しかし妨害として見るならば高国力時の高い効果にしては破格の低さ。
国力1以上なら知力-3があるので、広範囲な事もあって二度掛けは凶悪。
またバーストからの二度掛けは計略を封じた上で武力-8なのでこれも充分な決定力があり、
バースト→国力0という他の決起計略では珍しい使い方でも実用的である。
号令との組み合わせ、プレッシャーで敵を分散させての消耗戦、必殺の二度掛け狙いなど活用は多岐に渡る。
漢の天敵である超絶強化やダメージ計略に対しても、封印効果まで行かずとも知力減少や移動力ダウンだけでも有効な対策になりえる。
しかし決起計略カードとして考えると、士気5という重さと低国力時の効果の微妙さがかなりのネックになる。
国力貯めに向かないため、本人が覚醒持ちである点も含めて、漢軍らしく序盤に弱い。
号令/強化と妨害との組み合わせが強いことは、後に自分が建てる国が証明しているとおりであり、
ほかの漢武将にはない強さを持つカードではあるのだが、他の決起持ちに比べるとスペックといい計略といいやや扱いづらく、
デッキ構築時に候補から外されてしまいがちな位置であり、登場当初からいまいち使用率は振るわないのが実情。
Ver3.51Bにて最大のライバルだった同じ妨害系決起計略のUC蒯越が下方修正を受け、一方の曹操は範囲拡大という上方修正を受けた。
Ver3.59では決起の神速号令デッキという追い風が吹き、彼の時代が来るか注目である。