手塚治虫


手塚治虫

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大阪府に出生、5歳から兵庫県宝塚市で育つ。旧制中学で大戦期を過ごし、大阪帝国大学附属医学専門部在学中の1946年1月1日に4コマ漫画『マアチャンの日記帳』で漫画家としてデビュー。1947年、酒井七馬原案の描き下ろし単行本『新宝島』がベストセラーとなり、大阪に赤本ブームを引き起こす。1950年より漫画雑誌に登場、『鉄腕アトム』『ジャングル大帝』『リボンの騎士』といったヒット作を次々と手がけた。1963年、自作をもとに日本初となるテレビアニメシリーズ『鉄腕アトム』を制作、現代につながる日本のテレビアニメ制作に多大な影響を及ぼした。1960年代後半より一時低迷するも、『ブラック・ジャック』『三つ目がとおる』『ブッダ』などにより復活。また『陽だまりの樹』『アドルフに告ぐ』など青年漫画においても傑作を生み出す。デビューから1989年の死去まで第一線で作品を発表し続け、戦後日本においてストーリー漫画の手法を確立。現代にまでにつながる日本の漫画表現の基礎を作り、存命中から「マンガの神様」と評された。
『鉄腕アトム』
21世紀の未来を舞台に、原子力(後に核融合)をエネルギー源として動く少年ロボットアトムが活躍する物語。七つの驚異的な能力で悪と戦うアトムだが、弱さや人間らしい感情を持っているのが画期的であった。
『ジャングル大帝』
アフリカのジャングルを舞台に、白ライオンのレオを中心とした動物たちと、エネルギー資源ムーンライトストーンを巡って争奪戦を演じる人間たちの群像を描く大河ドラマ。