特捜戦隊デカレンジャー：Episode.14 プリーズ・ボス

『特捜戦隊デカレンジャー』Episode.14 プリーズ・ボス

あー、ある程度把握してきた、、、かな。
１２話（１１話の時点では単独で面白いエピソードかと思ってたから）でシリーズに乗って、１４話で構造的な欠点に気付くってなんか今度は早いなぁ。；

つーか、なんで子ども受けがいまいちだったかというか。
そーして、ヲタ系のみならず一般人にもそこそこ受けたかっつーようなことですが。
一言で言うと年齢高いんですよ、職業レンジャーとして設定してしまって、ボスとスワンさんがどん、と上に乗っかってるもんだからどーにもこーにもリアリティが、生じさせるわけではなくて勝手に生じてくるというか。

いやね。
「ボスの馬鹿ーーーーっ！」

とバンちゃんが叫んだという時に、違和感出しちゃあ駄目じゃんというか（見てた人にも演じてた人らにもあったよーです）。いっくら幼くっつってもおのずと限度があるというかなんというか。メインターゲットを外してたんだと思うんですよね。
まーた、その辺がわかってるもんだから、なるたけ「未熟さ」を扱おうとするわけなんですけれども、そーなると今度は思春期っぽくなるというか、青年が感じる焦燥が、また荒川氏の手によって奇麗に美化されて現れ出てくるわけで（あの人の本質は、理解と分解、再構成の時にちと整理しすぎる）。
そりゃ、ヲタに限らんと大人受けするわなぁ。。。


というわけで、なにを言ってるかわかんない人は流しましょう。
今回のテーマは未熟さっつーよりか、未熟さの「カリカチュア」、戯曲化というか。子どもにも大人にもある感情といえど、ここまで極端になることはまあないわけで（わかりやすいんだけど、わかりやすすぎてわざとらしいというか）（わざとらしいが故に、「そーいう演出だ」と逆に大人ならば納得がいくというか）。

前回、ボスの変身がありました。
あ、今回からＯＰが変わりましたが、そっかー、全員数字がボディ部分に入ってるんだ。いや、よく見てなくて...orz
（デカレンジャーは多少格好いい、気は、しないでも。；）
（もともと戦隊コスチュームは苦手なんですよねぇ。）

なので、皆がボスに頼りきりになってしまって、ちょっと危険になるとすぐに呼び出す、という状態になってしまいましたとさ。
折り合し悪く、また相手がすげぇ強敵でねー。

うん、前回の今回なんだ。
あんまりにも極端なんだけど、むしろちょっとずつ進展していって、何話も引っ張って本気で関係が拗れてそっからいまいち解消しきらずにしこりが残る、なんつー前年（アバレンジャー）を思い出させるよりははるかにマシでしょう、が。
「これ」に子どもが感情移入するのは難しいぞー？
だって極端なんだもん。


んでもって、だからって大人が感情移入できるかっつーと、そういうわけでもないわけです。導入部では。そのあとでつらつらフォローは入るんだよ。
「もっとボスと一緒に戦いたい」（ジャスミンちゃん）
「消耗が激しいんだって思いたい」（ホージーくん）
とかね。
助けて欲しいってのがあながち軸ってぇわけでもない。

そっちはなー、ありうる感情だよなぁ。
順番が違うのかっていう気もするんだけど、最初にテーマ振らないと上手くその「フォロー」も機能しないってことはありうるのかなぁ。


まあストーリーもさくさくと。
「夜にしか活動できません悪い宇宙人」が「持つと昼の光を吸収してくれる石」を大学からかっぱらいに来ましたー。ジャスミンちゃんが接触テレパスで敵さんの情報の断片を読み取り、そっからセンちゃんが推理。
戦闘になるとボスを呼ぶわけですよ、働け実働部隊！
（この場合、バンちゃんとホージーくんか）（ウメコちゃんは諜報らしーし。）

しかし、一回目はボス来てくんない。
二回目はのーんびり屋上から眺めてるだけ。
「むぎーっ！」と怒り狂って皆で一致協力して敵を倒して「なーんで助けてくれないのですかっ？！」と詰め寄ったわけですよ。だって倒したじゃんな。
甘えちゃいけねーよ、と口で言えばいいんだよなぁ、ボスは。

言わないのが大人なのか子どもなのかはわかりません。
とりあえず、現場保存用のテープでボスをぐるぐる巻きにしてたのはガキだ。ところで警察備品を持ち出して悪戯するんじゃあれりません。
（「いい加減にしろ！」ってボスが怒鳴ってたとこは好きーｗ。）