帰ってきたウルトラマン#12 怪獣シュガロンの復讐


『帰ってきたウルトラマン』#12 怪獣シュガロンの復讐

一枚くらい絵を持ち出させてやればいいのに。。。

というのが、正直なところのラストの感想でした。いや、絵を何枚も何枚も、というのなら間に合わないのはわかるけど、あれだけ揉みあってる間にニ、三枚なら十分持ち出す時間があったように描写されてたし。
もうすでに手に持ってる絵まで捨てさせるって一体なんでー。;

とてもいい筋立ての話ではあったんですが、細かい突っ込みどころが多かった。
なんというか、最後のところも、絵を捨てなくては助からないという演出にしてくれればいいんですよ。それがむしろ、郷さんが自分の都合で捨てさせてるようにすら見えなくもないもんだから...orz

んにゃ、郷さんにそんな意思がないというのはわかりますよ。
でもそれは今まで見てる蓄積のおかげっつーか、裏表がない人だからってだけだしなぁ。これ一回だけ見たら多分私なんか、誤解してたような気もします。
いや、ちょっと恋愛風味に描かれていたじゃないですか、あの女の子と。
ずーっと彼女が拘っているお父さんのことを捨てさせたいのかな、とね。
(もしそう見えてもそれ自体は悪い感情でもないと思うんだけど、その結果が彼女の死となるとさすがにあんまりにも皮肉すぎる。)
(↑そう演出されていた、というニュアンスではないですヨ。)


んで、冒頭の「特訓風景」は突っ込んでもいいんでしょうか。
火の輪くぐりとかね、もう、なんつーかサーカスっつーか猛獣というか。
段ボール紙に手描きされた怪獣の射的とかね、うん、いいんだ、射的があってもさ。でも平地でやるなよ、なんか一人芝居みたいなんだよ!

というわけで、正直、大型バイクで乗り込んできた青年らに。
うっかりと賛同してしまうところでした、今時特訓なんてないよ、というふうに言ってましたけど、むしろ気を使ってくれたんだと私は受け取ったねっ。
あんな特訓はナシでいいよ、ふざけてるんですか?!
一個突っ込みどころがあるくらいなら良かったのに、、、全部が妙だと笑うことすらしにくいんだよ、別に完全に納得させなくてもいいんだけど、せめて爽やかに笑い飛ばさせてよ、なんで辛い思いまでしなきゃなんないんだよー。

この手のノリがどうにも苦手なんですが、平気な人は平気なんだよなぁ。
多分、慣れているのかなぁ、という気がするんですが。
私はもうちょっとこの系統が時代が下ってから見たもので(年齢的に、ぎりぎり根性系に分類されているものも生き残ってはいました)(しかし案外、初期の突っ込みどころが多いほうが番組として長く残るってのが不思議だよなぁ)、もう少し洗練されているというか、それなりに説得力があるのしか知らないんですよ、とほほほほ。。。
撮影として、ある程度の制限があるのは、頭ではわかってるんですが辛いです。


むしろ話は彼ら、特訓を馬鹿にした大型バイクの青年らに移り。

彼らを襲う怪獣が出てきて、そのことを郷さんが調査に行くと長い髪の美しい少女に出会いました。いやマジ浮世離れした感じに可愛い。
お父さんが夢中になって、事故にあった後、人里から遠ざけちゃった気持ちもわからんでもないくらいですよ。画面の説得力というのは大事です。
(てか、拘りすぎて差別的になりかかってませんか。)

人里から離れても生活していけたのはお父さんが画家だったからですか。
ところで彼女を「守る」怪獣とはどうやって知り合ったんですか、もともとその山にいたらしいのは聞いたんですが、どうやって彼女を守るまでに至ったのかはいまいち説明がなかったようなー。
あ、いや、亡くなったお父さんが憑り移ったんじゃないかって言われてましたっけ。

いや待て待て、守りたかったのは本当に車からなのか。
怪獣の必要はないと思うんですが、よく考えたら、というか今書いてて気付きましたよ。どう考えても行き過ぎです、お父さん、確かに娘さん可愛いから少しは気持ちがわかんないでもないんですが。

そしてまあ、その怪獣を退治する過程で山小屋が燃え。
そこにある彼女のお父さんが彼女を描いた絵を持ち出す/持ち出さないで郷さんと揉めに揉め、結果彼女は亡くなりました(郷さんのせいに見えなくない;)。

いや、いい話だとは思うんですが、なんか引っ掛かるというか。
結局、壮大な親娘心中に(ちょぴっと無理心中成分も)見えなくもないわけで、単にそれに巻き込まれたんなら郷さんは別に悪くもないかな。
よく考えたら、怪獣が一番可哀想です、このストーリー...orz

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