帰ってきたウルトラマン＃１０ 恐竜爆破指令

『帰ってきたウルトラマン』#10 恐竜爆破指令

なんか、、、見てて微妙に引っ掛かるというか。
怪獣を助けてくれという子どもたちの嘆願に答えて、ウルトラマンが空に上げて星にするって初代であったネタなんじゃあ？　というところも気になるのですが。
（カヴァドンって確かそんな結末だったような。）

人死んでるし...orz

つーか「放っておく」という選択そのものはいいとして、だったら今までの怪獣たちはどうなるねんというか。特に前話の単に無人島にいたヤツとか。
よろよろひょろひょろしてた８話とか（発見次第即敵対視されてたよな）。
単にずーっと隠れ続けてただけの７話とかぁ（なんもしてねぇぞ；）。
子どもが頼むから、というのはいい話だと思うけど。
だったらもうちょっと無責任に見えないようにエピソードを作ってって欲しかったなぁ、という感じですよ。倒すって隊長のほうが正しいよなぁ、どう考えても。


まあ、子ども受けのいい話を作りつつ、シビア成分を入れたいのよ！

というのが作り手さんたちの趣味なら仕方ありませんが、もうちょっと前後を整えてくれたら嬉しいなー、というのはどうしても思います。その能力がないとか、そんなこと知らんっていうのなら仕方がないですが（誰も評価しないとかもありか）。
やっぱりどうしてもなんか話が分離してるっぽく見えるのよね。
お子様にはわかんないかもしんないけど、つーか、違和感を言葉で表現することは出来ないかもしれないけど、「言ってることとやってることが違うんじゃないかなぁ？」なんてのはむしろ子どものほうが嗅覚鋭いんじゃないかと思うんだけどネ。
（大きなお友だちとか大人ならなあなあで済ませられる部分でも。）

てか、事態がきちんとわかってない次郎くんたちならともかくも。
通しで見てて、溶解液でもって作業員を一人殺したのに「特別扱い」されている怪獣に愛着なんて持てるのかいな。悪意がないってのなら他の怪獣だってそうじゃんな。

むしろ食われるだけのツインテールとかのがよっぽど可哀想じゃん。
まー、次郎くんは歴代シリーズの中で一番人気なくらいの少年役だし（なんか昭和ウルトラは毎回少年がいるっぽいね？）、あの子たちの立場からすると嘆願はそんなに不自然でもなかったから、特に話自体には違和感なかったろーけどねー。
印象には残らなかったろうなと。
次郎くんはともかく、ウルトラマンの対処が違ったのもまだしも、郷さんなんて次郎くん可愛さに判断誤っちゃったようにしか見えないじゃん。
南隊員はなんか終始一貫郷さんに引き摺られたように見えましたよ。
まあ、一旦立場を決めたあとは腹を括ってたけどね。


とりあえず、恐竜の骨を発掘する授業で（多いのかな？）。

次郎くんのクラスメートと担任の先生が一緒に作業してた時に、郷さん・南隊員のパトロールがやってきて。郷さんの超感覚みたいので「大丈夫」と判断していました。
鼓動が聞こえない、体温がないって辺りでわかるの？？
つーか、発掘体がぽんぽんと復活すると素で困りますね。；

でも、工事関係者がやってきて（ＭＡＴ権限で一時工事を中断したらしいぞ、この手の職権乱用はまあいいやー）（子ども番組では大目に見られるべき正しい展開かと）（南隊員の目がやたらと泳いでたのが結構面白かったです、後ろめたいんスねｗ）。
ダイナマイトでぼーん、と恐竜を爆破したら生き返っちゃいましたよと。

その後、ダイナマイト増量やら攻撃やらを加えられるたびに肉付きがよくなってくっぽい設定だったのですが、なにぶんにも作中で郷さんまで含めて特に誰も気にしていないので実際にどうなのかわからずー。
いまいち面白みのないというか、わりと定番のＭＡＴ仲間割れというか。
工事関係者に微妙に皮肉っておきながら特にストーリーとして成立させる気でもなさそうな半端っぷりというか、そんなのに尺を割かないでその辺って駄目なんスかねぇ。子どもの純真さと大人の利己という対比だったんかもしれませんがー。
全部要素だけで半端なんじゃいっっ、きーっ。

（恐竜の歴史の発表会☆　みたいなのは別にいいんだけどな。）
（だからなに、という話になると、いっそ強硬派の岸田隊員当りに見せるとかならともかく、もともと優しい郷さんと南隊員が見てても子ども寄りなのは知ってる。；）


てゆかぶっちゃけ、ステゴン可愛げねーなーと。
別に見た目が可愛くなくてもいいんだけど、他のどの部分にしても動きにしても別に見るべきところねぇんだよー。

（ところで怪獣なんですか、恐竜なんですか？）
（子どもたちは全部怪獣と呼び、先生は恐竜とだけ言ってたような。）
（ＭＡＴ隊員たちは混ざってたかな？　作中で全体的に併用されてた。）
なにが腹が立つとかはほぼなく、なんか釈然としなかったなぁ...orz