ウルトラマンティガ:第29話「青い夜の記憶」


『ウルトラマンティガ』第29話「青い夜の記憶」

すみませんごめんなさい、シンジョウ隊員って素じゃ(近いかもしれなくても;)なかったんですか、あんな「静」の演技が出来たんすかっ?!
とか驚いてごめんなさい...orz
まー、もともとウルトラ系の役者って他特撮と比べて全体的にいいんですが。
主役とその数人くらいは怪しくても、三番手くらいからもう手堅いよね。
(特筆すべきは上層部。)

ぶっちゃけ吹き替えでもやっとんのかと思いました。

つーか、記憶喪失ネタかと思って「えー」とかまで考えてすごくごめんなさい。
あと、それほど設定廻りは作りこまれてなかったような気もしますが(この辺は作り手さんの趣味の如何よな)、来栖マヤちゃん可愛かったっす。耳で聞いただけなので字が間違ってたらすまんです。
途中で流れてた曲のが良かったかなー。


で、要するに、どこぞの宇宙人さん家族が地球に来訪したものの瀕死の重傷に陥っちゃって、すぐ側で事故に巻き込まれて亡くなってた女の子の体を借りて妹さんが地球に残り。
お兄ちゃんとお母さんだけが星に帰るも。
星が攻め込まれて滅ぼされ。

なんとかして地球に来るも、やっぱり墜落。
側に居合わせてたシンジョウ隊員の体を借りたっぽいです。

で、星を滅ぼした相手が追いかけて銃で撃たれー。
せっかく妹ちゃんと再会してて「連れて帰るよ」と言ってたのに、駄目になりましたよ、というそんな感じの話なんですが。身も蓋もないことを言うと悲劇一山大安売りの盛り沢山。別に悪いとか気になったとかまでは言いませんが感動ポイントが主に役者だったというか。

演出もシンジョウ隊員の中の人も、マヤちゃんも良かったんすよ。実に。

あとから追いかけてきたっちゅー、多分どこぞの新興勢力っぽい人は大変に付け足しっぽかったというか。盛り上げ役☆ みたいな感じでしたが、中身だけを狙ってシンジョウさんには傷一つ付けてなかったのでまあ許さないでも。
(無関係な人は巻き込んじゃ駄目っすよねー、とりあえず。)
ダイゴくんに銃向けてたから、その相応の返礼を受けたわけだし。
まあ、ダイゴくんはずーっと変わらず、異星人とか異形とかに肩入れし続けてきた子なのでいいんです、それはそれで。
(女の子だからかしらとか疑ってごめんねーっ、オビコに躊躇いなく手ぇ差し出してたところでぐーっと来たよ、うんうんうん。)


ところでティガさんがどこに出てきたか素で忘れました。
あとから来た追手が失敗して巨大化したのかなぁ。
まあノルマなんだから仕方がないですが、もうちょっと丁寧にやって欲しいっちゃあ欲しかったかもしんないです。全体的には良かったのになぁ。

話が面白くなかったかというと、そうでもないと思います。
シンプルながら結構良かったと思うんだけども、なんか必要以外の部分がごちゃごちゃしててちょっとなぁ、いまいちという気がするんですが。演出がなー、演出がなんとも言えず良かったんですよね。むしろ恋人とかよりも「兄」ってのが良かったなぁ。
実際には体が違うんだけど。
見ればわかる、近づけばわかる。
ずーっと迎えに来るのを待っていたっていう。


なんていうのかなぁ。
ここではないどこかに「自分の居場所がある」と信じる人ってのがたまにというか、一定数いて、設定なんかからするとそうではないはずなのに、確かに実際に彼女は別の星からやって来た異星人なのに。
どっかしらで違う。
それはお兄さんが体をもうなくしているからかもしれないし。
すでに見慣れた、その体をそのまま持っていくわけがないシンジョウ隊員の姿で展開していたからかもしれないし。地球で足がかりを作って生活していたからかもしれないし。

周囲が気付かないほど当り前に「帰ろう」ってしたのが美しかった。

話はなんかクドかったんですが、演出は全体的にとにかくさらっとしていた、抱き合っているシーンは美しいけれど兄妹で。しかも二人とも自分の体ではなくて。
帰りたい、待っていた、という言葉もほとんど激情にならかった。

そして事情すら告げられず、地球に残されてしまう彼女。
これはやっぱり、絵の力、説得力の側の話だったなぁ、と思いますよ。

いや全くシンジョウ隊員が大根でなくて本当に(ry

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