ウルトラマンティガ：第27話「オビコを見た！」

『ウルトラマンティガ』第27話「オビコを見た！」

うっわ、泣かされたー...orz

これ、ほとんど誰が見ても（例外はおられると思いますが今のところ見たことない）、名作に挙げているんですが、これは本気ですげぇなぁ。
つーか、前々から評判はやっぱり聞いていたんですが、予告を見ても「これが？」としか正直思えないし、筋を今つらつらと思い返してもなんで、どこに泣けるのかがよくわからない。そりゃあ、オビコの中の人はいい演技ですよ！
それに当然のことながら脚本にもなんとも言えない味があった。
画面も面白かった、つーかいろいろ笑えました。

シンジョウさんを出し抜いて、うっはうっはｗ　と大得意になって駆けてたオビコさんが、ぽかーんとした狸顔の（大好きよ狸さん！！）ホリイさんに会って、なんもわかってないような彼に「気を付けないと駄目やで〜」と言われてるところがなんだかんだと一番面白かったです。
悪戯してる時に絶対の善意に勝る武器ってちょっとないよね！
あれ、ダイゴくんがいち早く気付いてくんなかったら寂しかったろうなぁ、、、ｗ
（じりじりと下がって逃げ出してても気付かないって、ホリイさん大好きーｗｗ）

まあ、ことほど左様に前半は笑えるわけですが。

中盤のオビコさん探しっつーのもなかなかでしたよ、つーかＧＵＴＳよ、探し出しても対処する方法がなんにもないんじゃんかよ！
（問答無用で攻撃するには忍びない相手ではあるものの。）
普通なら「人間いねぇって」というところにも万遍なくいるオビコさん。
全員で探しても全員が見付けられる（逃げられる）オビコさん。

ところで伝説では子どもだったとのことなのに、なんでずいぶんお年を召していらっしゃるんですかオビコさん。


しかしどう考えても、いかにも「お涙頂戴」なか弱そうな少年よりも、見た目からしてかなり図太そうなおじさんのほうが数倍よろしかったような気もしますオビコさん。
あの図体で、影法師を抱えて、寂しがり屋で。
結局、覚えていて欲しい、という目的以外なんもなかったオビコさん萌え。
（すみません、ごめんなさい、反省はします）（止めませんが。）

とある町で「オビコが出たよー」という噂が立ちました。

そんなことくらいでＧＵＴＳが動員されるのかどうかはいまいち忘れてしまったのですが（ティガの導入部って忘れやすいんだよね、私）（あと主にセブンも）、ともかくも本当に被害者が出てしまい。
青年が浚われて白髪になって帰ってきた、その間約５分。
かなりの距離を移動していたのだという怪奇現象おまけ付き。

というわけでＧＵＴＳが調査に乗り出すことになりました。
外出禁止令とかは出せない感じかなぁ？（ＧＵＴＳという組織がね）
まあ、そこまでする規模の事件でもないっていう気もしますが、夜間パトロールをしておりましたら、ラーメン屋台が。うわはははは、と言いながら追いかけてくるわけですよ。ちなみにシンジョウさんにしか効かなかったわけですがそれ。
（一番豪胆そうなのになぁ。）

ダイゴくんなんかは一番冷静っぽいです、柔軟なのかも、、、というか今は自分が超常現象だしどうこう言ってらんないのかもしれないですね。

そして一晩空けてもなんか光に弱いはずなのにあちこちで人を脅かしているという。リーダーが「町中の物陰を探すぞ！」と言った時の「えー」という（主にレナちゃん）響きがやたらと真実味が篭もっていたのが地味に受けました。ｗ
気持ちはわかるなー、だって追いかけても。


そーいや前の晩、鍋に放り込んだはずの、まあ要するに探知機が。
全然離れたところから見付かったので一堂がっかり、お寺の和尚さんが夜道の帰りに拾ったとのことでして、そのついでに山に作業車が入り。
レジャーセンターを作るんですよ、という話も聞くことになります（なぜ狸）。

ティガの「環境」絡みの話って好きくないんですよ。

でもなぁ、これは悲しかったなぁ。オビコさんがねぇ、なんつーか、あー、本当に昔の村を愛してたんだなぁ、というのがねぇ。
あそこに櫓が、花畑が、沼地が。
と返してくれって喚くオビコさんがなぁ、なんか本気で悲しかった。

ダイゴくんが「一緒に行こう」と手を差し出すのも良かった、だって全然空々しく聞こえないんだもん。だってそーいう子だってずーっと描かれ続けてるんだもんなぁ。
そして戦闘シーンのＢＧＭが反則...orz
くそー、だだ泣きしましたよ、あんな悲しい曲掛けることないじゃんっ。