『ウルトラマンティガ』第25話「悪魔の審判」
ぶっちゃけて捨て回と思ってたら後半の怒涛の展開できたーーー!!
つーか、これ、要するにきりりんがウザいだけですよ、ねぇ、キリエロイド人間体。君は本気でイルマ隊長の美貌に敵うとでも思っていたのかねっ。本気で侵略がどうこう考えているのならば宣伝はひたすら天使に任せ、顔出しをすべきではなかったよ!
せめて女性の同族に頼むとかなんとかしたまえよ。
(しかしあの素でサディストっぽい彼女も難しいな)
(きりりんたちって皆あんななんですかネ。)
とか、わりといつものふざけた突っ込みっぽく書いているんですが。
出現する天使にうっとりした群集の前に、がみがみとがなり声の(顔立ちは別に悪いわけではない)重苦しい男が出てきて高圧的にウルトラマンティガを罵倒し、そのあとに白いGUTSの制服を身にまとった清楚な美形が出てきて懸命に訴えてみ?
むしろ先入観もイルマ隊長にがーん、と秤傾いて当然じゃんかよ、馬鹿か君らは?!
そんな回でした、いやすみません、そこじゃないんですが。
やっぱりきりりんのウザさを中心にしないとなんか本質を見誤っているような気がしてしょうがないんですよ、つーか、この前半の作戦。天使を少しずつ見せていって、民衆の中に天使を礼賛する心を植えつける、というアレ。
一部に強烈に効いている人がいたとはいえ。
別段なんも悪いことやってないティガさんの悪口言ってもなーというか。
そりゃ、キレイですけど浮いてるだけですやんアンタ。というか。
なんとなくプロパガンタを意識してるっぽいんですが、きりりんたち、どうもこう自分たちが暑苦しくて一般受けしないという現実を直視していないというかなんというか。てゆかもう口調からして理屈っぽくていやん。
とかひたすらきりりんへの愛を語ってみるわけですが。
まあ本気の愛じゃあないんだけど、なんとなく無視しきれないものがあります。やっぱりホラ、こう、同族嫌悪、みたいな?
しかしこの回には明らかに役不足(間違った意味のほうの)。
つーか、一体誰になにを知らしめたかったのかがよくわからないというか、精神的ダメージを与えるハズのティガ=ダイゴくんは自分の仲間が踏みにじってるせーで、ティガへの悪口を言っていたシーンも微妙に見れてなかったし。
そもそもその子、GUTSの仲間がいるからあんまし群集がどうのって影響を受けにくいと思うんだけどなぁ?
あとー、なんかきりりんたちには勘違いされてる気がするんだけど、そもそもダイゴくんはちょっと過去に因縁があるらしいだけの純粋地球人だしー。
いや、もちろんちゃんとその設定が生きているというのは素晴らしいんだけど。
こんな怒涛の展開の前としては弱ーーーっ、どけーっ!!
ええと、お台場に天使が徘徊してるという噂が立ちました。
(ネオシティって言ってるんだから聞いてあげるべきなのかもしれない)(しかし、あんな各種メディアで見慣れた“ネオシティ”なんて無理じゃーっ!)
なんかそーしたらイルマ隊長の息子さんが基地の回線に割り込んできて、SOS。
つーか、確かによく似てたけど、あれだけでよく息子さん本人ってわかったよね、イルマ隊長ってば。わりと昔から才能を見せてたのかな?
なんかこう、天使を通じて民間人を洗脳していたっぽですがいまいちその辺のところには触れられませんでした。イルマ隊長と息子さんとの胸のうちが少し語られて。
しかしやっぱりこの回のキモは皆でティガさんに光を当てるところだよな。
キリエロイド・ニューバージョンに押されて負けかけて(多分夜だから大変なんだと思われる)、「皆さん、ティガに光を当てて!」と隊長がテレビ回線を通じて頼むと、まるで夢から返ってきたようにどどどっ、と人々が押し寄せるっつー。
シンプルなんだけど、単純なんだけど胸に来ましたよ、良かったよー。ww
(電力供給アシストもナイスナイス。w)
んで、なんか皆に向かって開きかけていた地獄の門だか、審判の門だか(なにかは結局よくわからんかったというか)が、叩きつけられたきりりんにぶつかって閉まったとこもらしくて良かったっす。
とにかくきりりんは、目的とセンスが徹底的に合ってない。
その辺を膝を突き合わせて話し合いたいよーな、あちらの欲求不満度に負けそうで遠慮したいような複雑な気持ちです。
(単に個人的な思い入れが強くて前半が駄目だっただけな気がしてきた。)