ウルトラマンティガ：第17話「赤と青の戦い」

『ウルトラマンティガ』第17話「赤と青の戦い」

きっと、青いのは光合成をしてたんだと思うんですよ。光合成。
ウルトラマンとお揃いだねー（光合成って言わないようにって前怒られたでしょーに）、えーと片方が体色が赤で光が青。
もう片方が体が青で光が赤なもので。
ややこしいので光の色で統一、夜闇だとどーせ光しか見えないし。

無口ないい青年でしたよ、青は。
しかしどこからおばーちゃんは（青を拾ったよ！　すごいよ！）、青いのが宇宙人だって気付いていたんでしょーねー。正体を知ってもほとんど動揺もなんもしてなかったしな。最初の時は一応は人間の被り物って思ってたんだよねぇ？
（んで、テレパスで話しかけられても耳が遠いから気付かなかったと。）
（いやでも、他の人らとは普通に話してたよなぁ。）

多分、独居老人の孤独を描くはずだったと思うんですが。
どっちゃかというと、宇宙人さえ叱り付ける（ＧＵＴＳ隊員もだ）ハイパーおばあちゃんの印象が強く残ったのがなによりです。


いやー、おかげで昼にきゅんきゅんいってる青とか可愛くてね。
光合成してるのかなーとかすごく和みましたよ。外見はごついんだけどね。

んで赤と青はもともと同じ星の出身。
赤いのは夜行性、青いのが活動時間が昼なので夜はおばーちゃんとこで暖を取ってます。こたつに入ってストーブ付けて、お茶をもらうと湯気に当たってましたよ。
んで、星でも順番に同居してたようです。
でも夜行性のほーが、昼の世界も占拠しよーとして、しかし昼にはなーんも力がなくなってしまうので昼夜関係のない地球に来て戦士を探してたよーですよ。ああ、なんで日本に来たかもなんか説明が付きそうだね（するな）。

おばーちゃんを背負って商店街を歩いていた青からそんな話をＧＵＴＳ隊員らが聞いて（微笑ましいんだか恐怖映像なんだかさすがにわからない...orz）。
んでじゃあ囮を使おう、という展開になりました。
提案者はおばーちゃんです。
一番乗ってたのも、現場で「やっちゃえー！」と一番嬉しそうだったのもレナちゃんです（夜に格闘とか練習とかやってると寄ってくるらしいんで）。ムナカタさんの髭は、いくらなんでもやりすぎだったと思います、別に面が割れてるわけじゃないのに！
（服装はそれっぽく見せるためだとしても。）


あと、全員が囮のことに察しを付けても、いつまでもわかんなくておばーちゃんに「じゃあ、家に来て一緒にお茶を飲む？」と言われて本当についていって、青いのと一緒にコタツに入ってみかん食べてたホリイ隊員も大概どーかと思います。
「逃げられたぁぁ」じゃなくて。
寛いでたからアンタ、見張ってたってむしろ知らなかったよ！

という感じにことほど左様にあれでした、のほほん回でした。
てゆか、異星人交流な回でした、おばーちゃん別に宇宙人だとか気にしてなかったけど、ちょっと青いのがいなくなっちゃって、落ち込んで川をぼんやり眺めてたら「あたしたち忙しいんだからー、飛び込むなら早くしてくんないかなー」とかいう男女二人組がそれなりに唐突に挿入されてたりもしましたが、青いのに突き飛ばされてましたし。
あはははは。

まあ、川に落としても良かったのにー、とか思う私は。
ただ単に因果応報というものを信じているだけで、社会的にどうこうとかいう含みはありませんですよ、例えば燃やしちゃえ、とかはないです。落ちろと言ってて落ちたら面白いなと。
（弱い者苛めは良くないよっ。）


テーマ性めいたものはあったんじゃないかと思います。
しかし、それよりも絵の面白さっていうか楽しさを優先してたよーな気がするんですよねー、なんというのかなによりです。説教臭いのが完全に駄目って言ってるわけじゃないですけど、私、ティガのそれはたまにすざましい勢いで外してると思いますしね。。。
聞き苦しいとかならともかく、関係あるのそれっ？！　は勘弁して...orz

まあラスト辺りで、囮作戦が成功。
ダイゴくんが変身して、青いのが応援に来てくれて、人質を解放してくれて。赤いのが光に弱いってんで光だけで溶かしてました。わー、お手軽ー。；

ただねぇ、青いのが「私は夜に戦える戦士を集めに来た、しかし地球に来て任務よりも大事なものがあると知った」と言ってたのはかなり納得がいきません。どう考えても君は絶対前々から性格が良かったはずだ。
出てきた時から人が浚われるのの邪魔をして。
次のシーンでもうおばーちゃんに拾われてたのにどの瞬間で改心したと！
ああでも、責任感が強くて気が進まないけどやらざるをえなかったのかもしれないですよねー、任務に拘るよりも敵方の邪魔して時間稼いでて、そのうち任務に逆らう決心が付いた、と（作りすぎ）。
彼が星で怒られてないことを祈ります。
敵はやっつけられたんだから大丈夫だよねー？（入れ込みすぎ）