ウルトラセブン＃１８「空間Ｘ脱出」

『ウルトラセブン』#18「空間Ｘ脱出」

なんか、、、面白いんだけど極めて地味でした。

なにが地味って多分隊員だなぁ、ソガさんとアマギさんって一応見分けは付いてるんですけど、どっちがどっちかがいまだにわかんないんですよ私...orz
お二人のうち片方がフルハシ隊員だったりとか、ダン・アンヌ・キリヤマ隊長辺りがもう一人混ざってたら多分そんなふうには感じなかったろうなぁと。いや、フルハシ隊員は覚えたので、ちょっと騒々しいイメージがあります。ｗ
（アマギさんがちょっと可愛らしくて、ソガさんが大人しい；）
（どっちがどっちかわかんないよ、我ながらその印象。）

や、ストーリー的にはサスペンスちっくで面白かったんですけどね。
なんか『怪奇大作戦』とか古いＳＦドラマとかそんな感じで、もともと怪奇現象を調べるウルトラ警備隊なんだけど、今回は訓練中の不慮の事態だったので通信機械くらいは持っていたものの心の準備が出来ていなかったり。
仲間たちにもなにが起こったのかわかっていない、という点とかね。


いや、ちょっと傾向が変わってきたと見るべきなのかな？
地に足のついた調査や、事件に出会う過程を重視したら当然ドラマ展開部分は減っていくわけだし、そーいや前回ももう一個（ダンのモデル体だネ）が混ざっていたから尺を奪われていたけど、攻撃に重点を置いていた様子はもともとなかったかもなぁ。

それに近い話っつったら≪怪しい隣人≫なんだろうけど。
あれ自体は成功していたとはちょっと言い難いし、まあそれ以前に作ったことのない展開や構成だったら仕方がないわけなんですが。あの回が面白くなかったのが観念的というか、抽象的すぎだったからだと思ってるんですけどね。

人が動いて運ぶべきだと思うんだよね、抽象論は。
誰かがどんな固有の信念を持っているかが、どんなに美しいことであるのだとしてもそれをただ説明聞きたいわけじゃない。リアルでの知り合いならともかく、好意を持ったあとから購入する設定資料集であるのならともかく。
テレビ付けるだけで目に飛び込んでくるたかが３０分。
常に新しい人間が見てる可能性のある形態でそこまでの理解を相手、受け手に期待していいのかしらと思うんですよね。私が、受け手として。


いや、なんというか、“サスペンス”としてなら面白かったんですが、ウルトラマン、『セブン』として面白かったかというとよくわかんないなー。反面、キャラクタにさえ愛着があれば問題なかったよーな気がするのが微妙というか。

この回単体で見ると悪くないんですよね。実際。
ソガさんだったらアマギさんだったか忘れたけど（をぃ）；

ヘリコプターからパラシュートで飛び降りるのをさんざん躊躇った人が、もう一人に叱咤されてほとんど抱えるようにして落とされて。
んでも、なんだかわからないところにいるってわかった時には先に叱咤されてた人のほうがよほどしっかり落ち着いていたところとかね。二人の見分けをちゃんと付けてない私でもその辺の兼ね合いだけはちゃんとわかったというか。

これがフルハシ隊員だったらなー、とどうしても思うというか。
二人共に大人しいってイメージがあるから、この回の中だけだとちょっとなぁ。

ダンさんが取り乱してアンヌさんが宥める話だったら超おっけー、なんも問題なしっていうか今までにも何度か見てる気がしてならんのはなんかしらというか。ｗ

ちょっとこう、中の人というか俳優さんに向けて酷いこと言ってんだろうな、と思わないでもないんですよね。その自覚はあるんですが。
それでもやっぱりそう感じるんだよなぁ。
前々話でダン・アンヌにちょこまかくっ付いて来てたアマギ隊員なんか（見分け付いてるじゃん！）は結構いいアクセントになってたと思うし、いや、そう考えるといっそピンで出るってのは逆にアリなんだよなぁ。難しいのかもしんないけど。


話はシンプルで、パラシュートで飛び降りたら「どこだここ？！」。
飛び降りたのは隊員二人だけなものの、上空まで連れてった人らはどこで降りたか見てるわけで「森なんかねーぞ」という結論になるのですがなんか森。ないと言われようが森なもんは森、しょうがねーだろうがぁっ！
とか暴れてほしかったです、いや、暴れるのが好きなわけでは。
まあ、、、好きですが（普段大人しいと倍率ドン）。

事態が異様であるのだとゆっくりと判明していく過程や、その森がどこにあったか、なんてのはＳＦ仕立てで面白かったですよ。一旦見付かっちゃったら普段と同じ展開にならざるを得ないんですが（セブンさん出てきてあんぎゃー、と怪獣と戦ってぇ）、そこに納得が行かないほどには割り切ってないわけではないですし。

やっぱ、もうちょっとじたばたして下さい、お二方（結論）。