大風穴の周囲数kmに広がる魔域?の地上・地下に乱立する建造物の集合体。
ラビリンス、またダンジョンとも。
建築者も用途も不明。
場所によってさまざまな建築様式が入り交じっている上に、時に高度な金属加工や魔法処理がなされており、そもそもどのような世界の所在なのかすらわからない。このため年代特定も不可能。
各世界で発見事例のないモンスターが徘徊していたり、一部のエリアでは時間・空間が歪んでいたり、また物理法則が偏向されていたりと、その世界における常識が通用しない部分が多数ある。侵入するたびに確認されるモンスターの総量が滅多に変わらないことや、時折罠や仕掛けの配置が換わり、解除してもいつの間にか再装されていることから、何らかの「保全」が行われているようだ。
また、魔域が広がるのに伴って拡張しているという噂がまことしやかに囁かれており、大風穴の向こうから何らかの侵蝕が成されている可能性も指摘されている。
リングランドでは、四国協定?により大迷宮への侵入口は各国が所有する四ヶ所に規定されている。各国はそれぞれの侵入口から軍人や傭兵を送り込んでいるが、ベルカンドのみ民間人の入口を許可している。
シンジュク独立領?では、魔域に開いた顎?と呼ばれる穴が入り口になっており、有資格者のみが侵入可能な危険地域となっている。
オーサカ独立領?では、魔域を急速にバイオクリスタル?が覆い尽くし、行政体がエリア全体を封鎖した。
ナゴヤ・ジャンクション?は魔域全体が植物の異常繁茂に覆われている。