大阪中央都市計画


 通称“央都計画”。
 結晶化した大阪府近隣区域の統治勢力。

 元々は戦前に立案された首都機能分散計画の一部、大阪電算都市化研究会。
 戦後異常繁殖して区域の大半を飲み込んだ高密度結晶体を利用して都市全体を巨大なネットワークに仕立て上げ、そのネットワークを利用する手段を独占することで権益をも握った。

 戦前からの材料加工・機械製造技術を保持している数少ない組織の一つ。
 また2098年現在日本でもっとも多くの人口を統治する政治システムでもあり、「政治」や「法律」がまともに機能する希少な土地の支配組織でもある。

 なお、央都計画中心メンバー*1はここ二〇年間、その実体的存在を確認されていない。そのため政治・統治を実質的に行っているのが誰なのか、外部には全くわかっていない。


*1 元大阪電算都市化計画研究会員。