日本に投下された三つの爆弾*1によって開いた巨大な穴。
衛星からの撮影でその形が真円であることはわかっているが、ノイズしか写らないため、中がどうなっているかは不明。
爆弾は東京都中央区付近、大阪府大阪市付近、愛知県名古屋市付近に投下され、それぞれが巨大な穴を開けた。
穴の大きさはまちまち*2だが、大きさに比例した範囲の周辺環境が激変。東京は大地から養分を奪われ砂漠化。愛知は逆に植物が異常繁茂して密林化。大阪では結晶体*3が異常成長し、すべてを覆い尽くした。
さらに“穴”から
こうして2098年、日本は政治的にでも経済的にでもなく、物理的に破綻。
2118年において、事実上「日本」という国は存在していない。ただ「日本」と呼ばれる島があるだけである。