リブラ


 “死と生の神”。
 真っ白な髪で灰色のローブを纏った青年の姿で描かれる。左手には月の印を刻まれた大きな本、右手に命を測る天秤か、魂を刈り取る鎌を持っていることが多い。
 聖印(イコン)は銀の三日月。

 死後の裁きを司り、死者が何処に送られるかを決める役目を担っている。
 左手に携えた本には死者の生前の行いが全て記され、善行をなすほど軽くなる。右手の天秤でその重さを量り、その傾きで死者の行く先が決まるのだ。
 その性格故か、神話や英雄譚に於いてはしばしば登場人物の間違いを諭し、導く役割で登場する。

 リブラのクレリックは葬儀人や墓守に多く、少々説教臭い場合が多い。
 リブラの信者はあまり多くないが、天変地異などに襲われた時大体の人はこの神に祈る。

ゲームデータ

  • 領域:死*1、知識*2、秩序*3、水*4
  • 好む武器:サイズ

*1 死後こそ彼の領域である。
*2 死者のすべてを知ることは即ち世を知ることに他ならない。
*3 生死こそ究極の秩序である。
*4 生死は水によって表される。