“死と生の神”。
真っ白な髪で灰色のローブを纏った青年の姿で描かれる。左手には月の印を刻まれた大きな本、右手に命を測る天秤か、魂を刈り取る鎌を持っていることが多い。
死後の裁きを司り、死者が何処に送られるかを決める役目を担っている。
左手に携えた本には死者の生前の行いが全て記され、善行をなすほど軽くなる。右手の天秤でその重さを量り、その傾きで死者の行く先が決まるのだ。
その性格故か、神話や英雄譚に於いてはしばしば登場人物の間違いを諭し、導く役割で登場する。
リブラのクレリックは葬儀人や墓守に多く、少々説教臭い場合が多い。
リブラの信者はあまり多くないが、天変地異などに襲われた時大体の人はこの神に祈る。