第3回(東京)


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☆  第3回 フィロソフィア            ☆
☆    学問改革の理念――現代のソフィスト批判    ☆
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《第3回目 タイムスケジュール・構成》
1部 ゼミ1   『ゴルギアス』
             1:30−2:30
2部 講義    「学問改革の理念ーー現代のソフィスト批判」
             2:30−5:00  
3部 ゼミ2   『プロタゴラス』
5:15−6:15(この後、夕食など)
4部 総合討論      7:00−9:00 (時間は流動的で、変わることがあります)

テキスト
●プラトン『ゴルギアス』『プロタゴラス』(いずれも岩波文庫)
 ☆参考文献☆
●貫成人『図解雑学 哲学』(ナツメ社、2004年)
●白取晴彦『この1冊で「哲学」がわかる!』(三笠書房)
●湯浅赳男『面白いほどよくわかる 世界の哲学・思想のすべて』(日本文芸社平成9年)
☆説明☆(前回の様子を講師から、ちょっと紹介♪)
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 前回は、「魂の不死」を論じる『パイドン』をテキストとして、現代思想から
は荒唐無稽と思われがちな「魂の不死」について、プラトンが論理的に説明を企
てていたことをお話ししました。魂や輪廻転生のように、一見、非合理的な現象
に対する理性的な論理(とそれを補う神話)が、プラトン思想の特色をなします。
 今回のテキストは、当時の最先端の「知」の教師だったソフィスト達との対話
です。ソクラテスープラトンは、当時のソフィストを批判して、それに代わる
「愛知=哲学」の姿を示しました。

 近代以後の学問や哲学を見ても、実は当時のソフィストと基本的には良く似た
思想が数多く存在し、むしろ主流ですらあります。そこで、今回は、近代以後の
哲学的潮流をごく簡単に俯瞰しながら、今求められている知のあり方や、私達の
目指す学問改革の理念について考えてみたいと思います。
 (近代以降の哲学についてごく簡単に触れるので、哲学入門の参考文献をあげ
てみました。読んでくる必要はありません。)☆★By:小林 正弥☆★