無条件の肯定的配慮


無条件の積極的関心

  • むじょうけんのせっきょくてきかんしん
  • unconditional positive regard

 ロジャース(C.R.Rogers)は、1957年に『治療的パーソナリティ変容の必要十分条件』(ロージャズ全集第4巻収録)を発表したが、そこで述べられているカウンセラーの態度条件の1つ。来談者の体験のすべての側面を、非難、批判、支持、同意などせず、来談者自身のものとして、そのまま暖かく受けとめてゆく態度のこと。そこには、受けとめるかどうかという、カウンセラー側の評価のいかなる条件も存在しない。この態度が、来談者自身が、自分の内的体験に対して、無条件の積極的関心を持つことを促す。(カウンセリング辞典:ミネルヴァ書房[印刷中]筆者担当項目より)