シノビガミ/セッションログ

何気ない学園風景を映し出す私立御斎学園。
一昔前は日夜その裏では忍者同士の熾烈な戦いが繰り広げられていた戦場であった。
しかし、今は流派同士の抗争は小康状態で、表向きは均衡を維持されていたのである。
そんな中で事件が起こる。

いつのものように校門では風紀委員である金麦は、服装チェックと称して女子達を堂々と監視していた。
服装に校則違反の疑惑がある容姿の良い女子を、生徒指導と称して生徒会室に連れ込む口実を作るためである。
しかし、彼が目標を捕捉したところで登校してきた由香が立ちふさがる。
「言い訳という名のボケ(金麦)」と「ハリセンや目潰しなどの実力行使という名のツッコミ(由香)」の応酬は、毎朝の光景と化していた。

一方その頃、朝早く教室で一人佇むミレーネの前に師匠である異形：毛羽毛現（通称もじゃもじゃ）が姿を現す。
要件は「里より三つの秘伝書が盗まれたので君たちに取り返して欲しい」との事。
彼女はいつも連む他の流派の忍者達にしょうがなく話を持ちかけるのであった。

放課後、食堂にある一つの卓には、表向きは生徒であるがその本性は忍者な四名が座っていた。
ミレーネ，金麦，由香の他に一年後輩である石川だった。
彼らが集まると始まる事は、金麦の口説き文句をミレーネ，由香が罵声で返し、それを石川が傍観している、という構図である。
ミレーヌの話では、秘伝書は「天の巻」「地の巻」「人の巻」の三つで構成されており、その全てが揃うと強大な力を行使可能だという。
そして、この学園の先生である平坂が秘伝書を奪って学園内に潜伏しているとのこと。
彼女の提案に一同は乗ることになり、表抜きは協力体制で今回の事件は当たる事になったのである。
そう、表向きは…。

ミドルフェイズ・壱 †

山土のミレーネの章・壱 †

ミレーネは平坂の現在地を突き止めるべく、自分の髪を蛇に変えて調査を開始。
その結果、場所の特定に成功。
校庭にいた金麦と視線が合い、お互いの情報を目配せで伝える。
金麦は即座に視線を若干に下に移動させ、ミレーネのスカートの中を確認。
彼女のパンツが「しまぱん」である事を確認した。
※ ミレーネ…金麦の居所Getに成功
※ 金麦…ミレーネ，平坂の居所Getに成功

出雲由香の章・壱 †

由香は平坂のスーツに盗聴器を設置、平坂の現状について調査を開始。
彼女は髪をうなじのあたりで縛ってブルマな体操着で胸を揺らしつつ体育の授業を受けながら、彼の独り言の盗聴に成功。
その結果、平坂が奪った秘伝書は既に他のものに奪われていた事を突き止める。
その後、ミレーネの召喚した蛇が由香の胸の谷間から出現、平坂の居所を伝えている。
由香はこの出現方法がいつもの事であり、かつ召喚者がミレーネであるため、特に気にすることなく応対している。
※ 由香：平坂の秘密Getに成功

向坂金麦の章・壱 †

金麦は由香が受けている授業をグランド脇の茂みから覗き見しつつ、彼女が近くを通ったタイミングで彼女が何か隠していないかを調査開始。
しかし、由香に覗き見しているのに気付かれ、金属製のサッカーボール入れを叩き付けられる。
彼は寸前で迫り来る凶器を回避し、何食わぬ顔で毅然とした態度で去っていった。
※ 金麦：由香の秘密Getに失敗

NPCの章・壱 †

石川は、去っていく金麦をこっそりと尾行し、彼の秘密について調査を開始。
その結果、彼に病魔に冒された妹がいて秘伝書の一つである「地の巻」を欲しがっている事を突き止める。
そして近くを通りかかったミレーヌと接触、金麦との戦いでの共闘を申し入れる。
しかし、共闘の依頼をしてきた時点で秘伝書を金麦が持っている事を察したミレーヌは、依頼を拒否した。
※ 石川：金麦の秘密をGetに成功

そして、そのやり取りの一部始終を影から見ている平坂の姿があった。
※ 平坂：石川の居所Getに成功

ミドルフェイズ・弐 †

NPCの章・弐 †

平坂は、石川を一連のやり取りの後に一人になったをところ襲撃。
石川が持っていたクエストアイテムを奪取に成功した。
平坂：クエストアイテムGetに成功

山土のミレーネの章・弐 †

ミレーネは金麦と再び接触。
年下系の容姿を武器に金麦が何を隠しているのかを聞き出す事に成功。
※ ミレーネ…金麦の秘密Getに成功

出雲由香の章・弐 †

由香は襲撃があったと思われる石川が何を奪われたのかを確かめるため、石川の鞄に盗聴器を仕掛けて調査を開始。
しかし、石川に気付かれてしまい逆に「おっぱい、おっぱい」と大音量で連呼するプログラムを送り込まれる。
彼女のいた場所が教室だったため、彼女は全て金麦の仕業としてその場を取り繕う事になった。
※ 由香：石川の秘密Getに失敗

向坂金麦の章・弐 †

金麦は、石川から奪ったアイテムが秘伝書であると踏んで平坂を学園にあるプールにて襲撃する。
途中から駆けつけた石川と由香だったが、金麦の一撃を受けた平坂が逃走したため目標を喪失。
先ほどの盗聴が勘に触っていた石川は、由香に対して攻撃を開始。
対応に一瞬迷った由香は隙を突かれて彼が放った爆弾を直撃。
爆発の衝撃で転倒して制服がずぶ濡れになって、しかもブラのホックが外れてしまい由香は動くに動けなくなる。
由香を無力化した石川は、秘伝書を手に入れるため金麦にも攻撃するも金麦も反撃に成功、両者相打ちとなって手傷を負う。
※ 戦闘結果：全員負傷により戦闘離脱

クライマックス †

乱戦が繰り広げられる事態に気付いたミレーヌが各自何か隠している事実に苛つきながら参戦、役者が揃う。
金麦は平坂に攻撃、平坂は耐えかね間合いを取るも、石川が得意の科学技術を駆使した戦法で周囲一体を攻撃、何もできないまま沈黙した。
ミレーヌは、満身創痍な由香を結界で庇いつつ、悠然と流星雨を召喚して浴びせつける。
由香は固有結界を発動して戦場を得意な極地に全員を引きずり込み、決戦の舞台を整える。
石川が劣勢を挽回すべく反撃を試みるも、後輩の無礼千万な態度が勘に触った金麦と由香の攻撃の前に沈黙。

ミレーネが秘伝書の引き渡しを残った二人に要求、決戦は終わったかに見えた。
(ミレーネから見て、秘密を握っていない由香が秘伝書を持っている、と気付いていた模様)
しかし、「地の巻」が必要な金麦は「地の巻」の使用後の引き渡しを提案するも拒否されたため、持っていた「天の巻」の引き渡しを拒否。
裏取引で「地の巻」を所持していた由香も事情あって「人の巻」が必要だったため、交渉に応じないミレーヌに「地の巻」の引き渡しを拒否。
持っていた「地の巻」を金麦に渡し、共闘依頼を申し出て金麦はこれを承諾。
このやり取りが勘に触ったミレーネは二人に対して攻撃を開始する。
だが多勢に無勢、二人の分身殺法の前に呆気なくミレーネは沈黙。
(この時、ミレーネは攻撃を回避する素振りを全く見せなかった)
戦う理由がなくなった由香は自分が退場する事を提案したその時、極地の地形攻撃が金麦を襲い沈黙するという悲劇で決戦の幕は閉じられた。

エンディング †

予想外の結末を迎えた決戦の後、由香は平坂が持っていたクエストアイテムを回収し、それが「人の巻」である事を確認。
次に、ミレーネと石川の尋問を胸を片手で隠しながら開始した。
(決戦の前の戦闘でブラのホックが外れたまま決戦に突入したため、決戦時にブラがずれてノーブラ状態、しかも制服はずぶ濡れで若干透けている)
石川は「天の巻」奪還の使命を受けていたため、先輩達に戦いを挑んだのであった。
そして、ミレーネは実は受けた依頼は全く重要な事項でなく秘伝書の引き渡しは可能だった事が判明。
先ほどの戦闘の最後は、二人の仲のよさが勘に触ったために攻撃に転じたというのだ。
実は彼女は、依頼を口実に他の忍者達との仲を進展させたたかっただけだったのである。
由香は手に入れた秘伝書のうち、「天の巻」を石川に、「地の巻」を金麦に渡し、各々の面目を立てる事にした。
そのやり取りを指を咥えて見ているミレーヌを、由香は胸に抱き寄せていつだって友達である事を伝える。
胸に顔を埋めたミレーネは顔を赤くしてその場を逃走、去り際に照れ隠し丸分かりの捨て台詞を残して全力疾走で去っていった。

数日後、金麦は学園内のベンチでエロ本を読みふけっている振りをしていた。
使用済みの「地の巻」をミレーネに彼女の自尊心を傷つける事なく渡す為に、わざと隙を見せて盗みやすくしていたのある。
ミレーネはそうとは知らず、隙を窺って秘伝書を盗み出した。

こうして事件は解決して幕を閉じたのであった。