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空手の流派

[編集] 歴史

講道館に統一されている柔道とは異なり、空手には多数の流派が存在し、流派によって教える型や訓練法、試合規則も大きく異なる。大別すると、空手の流派は伝統派空手とフルコンタクト空手の二つに分類することができる。

糸洲安恒によれば、空手はもと昭林流と昭霊流の二派が中国から伝来したものが起源とされる[10]。前者は首里手となり、後者は那覇手となったとするのが一般的な解釈であるが、上記二派は中国でもその存在が確認されておらず、どの程度歴史的事実であったのかは、疑問の残るところである。

今日の空手流派は本土に伝来して以降のものである。最古の空手流派は、本部朝基が大正時代に命名した日本傳流兵法本部拳法(本部流)が、文献上確認できるものとしては最も古い[11]。船越義珍の松濤館流も実質的には同程度古いが、この流派名は戦後の通称であり、船越自身は生涯流派名を名乗らなかった[12]。昭和に入ってからは、宮城長順が昭和6年(1931年)に剛柔流を名乗っている[13]。その後は、知花朝信(小林流・1933年)、摩文仁賢和(糸東流・1934年)、小西良助(神道自然流・1937年)、大塚博紀(神州和道流空手術・1938年)、保勇(少林寺流空手道・1955年)、菊地和雄(清心流空手道・1957年)と、流派の命名が続いた。 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 [PR] スライ おもちゃ スクエア エヴァンゲリオン 道端ジェシカ