目次
ここでは、ミニゲームについてつらつらと書きます。
唐突ですが、プログラム作成の初心者は、まずミニゲームを作ることをオススメします。
なぜミニゲームかというと、
作るのが簡単。
だからです。
ゲーム作成は、基本的にとても時間がかかります。
その間に挫折してしまうことがよくあります。
挫折してしまうと、どうしてもそこで
ゲームを作るなんて無理だったんだ…
ということになり、そこで終わってしまいます。
ミニゲームであれば、「完成したー」といえるものができる可能性が高いです。
完成すれば、完成したという充実感が得られます。
また、それをホームページに公開したら、「面白かったよ〜」というレスが得られるかもしれません。
そうすれば、「また、次のゲームを作りたいな〜」という意欲もわいてきます。
また、「最近作りたいゲームがないんだよな〜」
という人の参考になれば、とも思います。
まずミニゲームとは何かを定義してみます。
たぶん、一般的には以下のようなものといえるのではないでしょうか。
ミニゲームは簡単に作れる、ということは「はじめに」でも書きましたが、
ここで、おさらいと言うか、補足をします。
メリット | デメリット |
簡単にできる | 飽きられやすい |
説明が簡単 | 差別化が難しい |
プレイしてもらいやすい |
メリットから見ていきます。
ミニゲームをタイプごとに表にしてみました。
難易度とは、作成の難しさの目安です。
タイプ | 難易度 | 説明 |
じゃんけん | ☆ | グー/チョキ/パーを使う、誰もが知っているゲームです。 |
連打 | ☆ | ひたすら連打するゲームです。連打が速いほど、有利になります。どうしても単調になるため、次の目押しと組み合わせることが多いようです。 |
目押し | ☆ | 連打は力技であったのに対し、こちらはタイミング勝負のゲームとなります。例えば、ゴルフゲームのあのメーターもこのタイプといえると思います。 |
記憶 | ☆ | プレイヤーの記憶力に挑戦するゲームです。例えば、信号が点滅した順番を答える、など。神経衰弱もこのタイプにあたりますね。 |
コマンド入力 | ☆ | 指定されたコマンドを正確に入力するゲームです。記憶タイプの延長ともいえますが…例は、格闘ゲームの必殺技ですね。 |
タイピング | ☆ | 表示された文字を正確に入力するゲームです。コマンド入力タイプの延長ともいえます。 |
計算 | ☆ | 足し算/引き算などを連続で答えさせるゲームです。直接数字を入力するタイプだと、たぶん、テンキーがないとプレイしてもらえないでしょうねぇ… |
もぐらたたき | ☆☆ | 次々と現れるターゲット(もぐらなど)を選択(叩く)ゲームです。キーボードより、マウスでプレイできた方が面白くなると思います。 |
キャッチ | ☆☆ | 上から落ちてくる、物体をキャッチするゲームです。よく、アクションゲームのボーナスステージにあったりしますね。 |
ドットイート | ☆☆ | 画面に散らばるアイテムなどを回収させるゲームです。例は、パックマンですね。 |
陣地取り | ☆☆ | 画面を線で囲って、ある一定以上囲えばクリア、というゲームです。例は、クイックスでしょうか。 |
トランプ | ☆☆ | ブラックジャックであれば簡単です。ポーカー/セブンブリッジ/ページワンになると、ルールが複雑になるので難しくなります。また、コンピュータの思考ルーチンを考えなければならないです。このタイプの延長が、麻雀ですね。 |
ブロック崩し | ☆☆☆ | プレイヤーはバーを動かし、ボールを跳ね返してブロックを破壊するゲームです。ブロックとボールの衝突判定を行うのが難しいです。衝突判定は、アクションやシューティングを作る基本となるので、抑えておきたいですね。 |
テトリス | ☆☆☆ | 上から降ってくるブロックを動かし、横一列に埋まった状態になると、ブロックが消えるゲームです。操作性にこだわると、結構難しくなります。 |
一画面シューティング | ☆☆☆ | スクロールや、ステージ構成などが一切ない、シューティングです。例は、スペースインベーダーですね。 |
ジャンプアクション | ☆☆☆ | 強制スクロールで、穴に落ちないように、タイミングよくジャンプするようなゲームです。 |
オセロ | ☆☆☆ | 同じ色ではさむとその色になるゲームです。オセロは簡単なので、ミニゲームとして入れておきました。ただ、この延長である将棋/囲碁/チェスとなると、かなり難しくなります |
※難易度について
難易度が低いほど、プログラムに必要な手間が少ないことになります。
例えば、じゃんけんであれば、
乱数/キー入力/条件分岐
という3つの要素が理解できていれば、作成することができます。
ブロック崩しとなると、上記の3つの要素に加えて、
反復処理/配列/物体の移動、衝突判定
といった要素の理解が必要となります。
※実際にはこのタイプのいずれかのみでゲームが作られることはないと思います。
例えば、連打と目押しを組み合わせたりします。
ミニゲームは簡単に作れるのに、あなどれないと思います。
ジャンルの複合が容易であるため、
あるタイプのミニゲームに別の要素を加えるだけで、面白いゲームに化ける可能性があります。
また、規模が小さいため、どういったゲームになるかが想定できます。
そのため、作ってみたが面白くなかった、ということが少ないと思います。
さらには、ゲームの本質に近い部分をデザインすることができるので、
作る側としても面白いといえます。
キャラもののRPGのように、固定ファンがついてくれることを期待することはできませんが、
作る側としては、リスクが少ないので安心して作ることができます。
最近、ゲーム作る気がおきないんだよなー、という人は、
ぜひともミニゲームを作ってみてください。
以上、.1064でした。
オススメのミニゲームの紹介です。