エクス・マキナ

エクス・マキナ/Ex Machina †

　ディメストシリーズで登場した、「エクス・マキナ」と名のついたモンスター群。
　全て機械族であり、以下の共通効果を持つ。

このカードは「エクス・マキナ」と名の付かないモンスターの
通常召喚・特殊召喚には使用できない。

　この効果は《クイック・シンクロン》や《デブリ・ドラゴン》等の出せるシンクロモンスターを制限する効果と同じくルール効果であり、《スキルドレイン》等の効果で無効にされない。
　この効果のお陰で、このカテゴリに属する全てのモンスターが機械族の天敵である《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》に対して耐性を持つが、同時にこのカード郡で出す事ができるモンスターはエクス・マキナ以外に存在しなくなってしまう為、優秀な機械族である《マシンナーズ・フォートレス》等との相性が非常に悪く、デッキの幅が大きく狭まってしまうのは痛いところ。
　

　また、作中で「オリュンポス・エクス・マキナ」と呼ばれているモンスター達は上記の共通効果に加えて以下の共通効果も存在する。

このカードはこのカードの(召喚・)特殊召喚に使用された機械族モンスターの効果を得る。
機械族モンスターのみを使用して(召喚・)特殊召喚されたこのカードは〜。

　１つ目の効果は召喚・特殊召喚に使用された機械族モンスターの効果をコピーする永続効果。
　この為、召喚・特殊召喚時にサーチ効果を発揮するガジェットとの相性は非常に良い。
　召喚時のディスアドバンテージを即回復できるのだ。
　さらに強力な機械族モンスターの効果を複数コピーする事で、
　「対象を取らない効果に対する耐性＋対象を取る効果に対する耐性」のように強力な耐性を付加させたり、
　「攻撃力up＋貫通＋全体攻撃＋追加ダメージ」といったように凄まじい破壊力を出す事もできる。

　２つ目の効果は機械族モンスターのみで召喚・特殊召喚した場合に、追加効果を適用するルール効果。
　「効果を適用させる」事自体は無効にされないが、「適用された追加効果」に関してはしっかり無効にできる。
　永続効果である場合もあれば、起動効果である場合もあり、その種類は多様である。
　尚、「機械族モンスターのみを使用して〜」とあるが、融合モンスター等であった場合に融合のカードを使用しても追加効果はしっかり適用される。
　この為、「召喚・特殊召喚に使用されたモンスターが全て機械族モンスターであった場合〜〜。」というテキストの方が適切かもしれない。

• 登場作品において―
  ディメストシリーズにおいてリヒターが使用。
  登場は今の所１度だけだが、対戦相手であるエディアスを瞬殺している。
  　
  

• 神話・伝承において―
  元ネタは演出技法の一つである「デウス・エクス・マキナ」
  ラテン語で「機械仕掛けから出てくる神」と言う意味で、一般的には「機械仕掛けの神」と表現される。
  強力な機械族であるこのカード郡にピッタリな名前といえるだろう。
  
  演出技法としての「デウス・エクス・マキナ」は
  劇の内容が錯綜して解決困難な局面に陥った時、いきなり絶対的な力を持つ神が現れ、混乱した状況に解決を下して物語を収束させるという手法を指している。
  なぜ「機械仕掛け」なのかと言うと、この場面において神を演じる役者がクレーンのような仕掛けで舞台上に登場し、このからくりが「機械仕掛け」と呼ばれたことによる。
  日本語では、俗に言う「どんでん返し」や「超展開」、「ご都合主義」「夢オチ」と言うとわかりやすい。
  特にデウス・エクス・マキナと呼ばれるものは上記の通り、「何の脈絡も伏線も無く、突然、神様が解決してくれて、めでたしめでたし。」というものなので、
  物語の構成としては、余り良い評価を得ているとは言えないだろう。
  
  
  
  ちなみに、ＰＯＴＤシリーズに「Deus ex machina」なる存在が登場しているが、
  元ネタが同じ以外は全くと言っていい程、関係が無い。

登場作品 †

• ディメストシリーズ

関連リンク †

「エクス・マキナ」と名のついたモンスター †

• 《マルス・エクス・マキナ》

「」に関する効果を持つカード †