永続魔法 このカードの発動に成功したとき、 自分の手札と自分フィールド上のカードを全て墓地に送る。 カード名を1つ宣言する。 相手のデッキの一番上のカードをめくり、 宣言したカードだった場合そのカードを墓地へ送る。 違った場合はこのカードを破壊する。 この効果は、自分のターンのメインフェイズに、 1ターンに何回でも発動できる。
決闘学園!シリーズで登場した永続魔法。
相手のデッキトップに存在するカードを当てれば、そのカードを墓地に送ることができる効果を持つ。
このカードの発動に成功すれば、自分の手札とフィールド上のカードを全て失ってしまう。
その重すぎる代償ゆえに、普通に使うだけでは全くもって割に合わない。
しかし、《ラプラスの宣告》は、この手のカードにしては珍しく、1ターンに何回でも効果を発動できる。
状況さえ整えば、1ターンで相手のデッキを破壊しつくすことが可能だ。
というより、このカードを使う場合、1ターンキルを狙う以外の選択肢はないだろう(厳密には、次の相手ターンのドローフェイズに勝利となる)。
特殊な状況を除けば、相手のデッキにあるカードの順番が全て分かっていることはありえない。
事実上、《天変地異》とのコンボ専用カードだと言っていい。
だが、《ラプラスの宣告》を発動した瞬間、自分の手札とフィールド上のカードは全て墓地に送られてしまう。
単純に2枚のカードを順に発動させるだけでは、1ターンキルを実現することはできない。
いかにして《天変地異》と《ラプラスの宣告》を自分の場に同時に存在させるか。
このカードを扱う上でのポイントは、全てそこに集約されるだろう。
下記の通り墓地に送るのはコストでは無く効果であるため、《静寂虫》や《サイレント・ソードマン LV7》と言った永続魔法の効果のみを無効にするカードと併用すれば、自分の手札とフィールド上のカードを墓地に送るデメリットを無視できる。
ただしその場合はデッキ破壊の始動も妨げられるため、何らかの方法でモンスターを処理する必要がある。
他の方法としては、自分のデッキトップに《天変地異》が、場にアドバンス召喚した《タン・ツイスター》がある状況で、《ラプラスの宣告》を発動するというものがある。
だが、他の1ターンキルの例に漏れず、狙ってやるのはかなり難しい。