飯田正己の考える整体


飯田正己の卒業学校

飯田正己の考える整体

「治療」とは大変奥の深いものです。この治療の奥深さは、私たち人間の精密な構造・機能、厳格な規則性と、調和のとれた運行を備えた、いわば真髄とも言うべき身体の奥深さに通じるものがあります。 ただ残念なことに現在の医療において医師は、あまりにも医療技術者としての側面が強すぎるように思います。 コンピューターを駆使し、そのデータをべ一スに「薬」という科学の結晶を投与する近代医学の価値も、私は十分認めております。 けれども「治療」とは本来、人間誰もが持っている「自然治癒カ」を引き出し、それを活用することなのです。 大切なことは、数ある「症」に対して、自分が修得したさまざまな治療術でどのように施術するかを判断する応用カです。実力のある治療家への近道などありません。

私が整体師になったばかりの頃の話ではありますが、自身に対して心に決めた目標があります。 それは「整体という世界を通して、少しでも質の高い人間になる(なりたい)」というものです。 それは数年経った今でも変わらないどころか、むしろ、その想いは強くなってきています。

「ひとりでも多くの人の役にたちたい」 「お客様に喜んでいただけるよう、最善を尽くしたい」 「人と社会に貢献できるようなお店を作りたい」

とにかく世のため人のため…月並みではありますが、すばらしい常套句だと思っています。 私にもその考えはあるし、これからもそれを実践していく所存です。 私にとっての「質の高い人間」というのは、以下の2点を兼ね備えた人間ではないかと思っています。

一、どんな人にも敬意を払えるか(たとえ赤ちゃんにでも) 一、人に良い影響を与えられるか

質を高める努力をしていくためにも、なるべくたくさんの方に来ていただかないと始まらない。 これこそが健全な経営だと考えています。 そして健全な経営というのは、日々の努力からしか生まれない。 そう思い、わたしは日々努力してまいります。

これから、大きな大きな楽しみもあります。 それは、たくさんの方々との新しい出会い「一期一会」も待っているということ。