僕をクラシックの道に引き込んだ名曲。「クラシックの道に引き込んだ」なんて言うと、相当なクラシック好きとか思われてしまうかもだが、全然全くそうではなく、この1047のしかも始めのアレグロだけが好き。これしか聞かない。これしか買わない。いろんな演奏者が奏でる1047をコレクション中。
何しろ派手な曲で、にぎやか。そのくせほっとさせる何かがある。リコーダーだかフルートだかわかんないけれど、とにかくその吹奏楽器の奇麗なこと。トランペットのやかましいこと。バイオリンもいきいきとしていること。そしてなによりわくわくさせてくれること。こいつぁ完璧な曲だ!僕は一生この曲を愛するであろう。こんな素晴らしい曲に出会えてよかった。ありがとうクラシック入門本!
というわけで、バッハはいろいろな演奏者が演奏していて、それぞれ楽譜の解釈が違うらしく、それぞれにちょっとずつ表情を変えた曲になるのもまた楽しい。以下は所持CDのBWV1047(アレグロ)のリスト
指揮者 | 楽団名 | 時間 | 録音年 | レコード会社 | 感想 |
不明 | イ・ムジチ合奏団 | 5'26" | 1965 | PHILIPS | '65年のものとは思えない。(AMSIとかいう処理がなされているらしい)。演奏も素晴らしいと思う。安定感抜群。 |
ジャンフランソワ・パイヤール | パイヤール室内管弦楽団 | 5'28" | 1973 | コロンビア(デノン) | スタンダード的イメージ。 |
ゲルハルト・ボッセ | ライプツィヒ・ケヴァントハウス・バッハ管弦楽団 | 5'25" | 1981〜1983 | ドイツシャルプラッテンレコード | こいつもスタンダードな感じ。 |
クリストファー・ホグウッド | エンシェント室内管弦楽団 | 5'02" | 1984 | DECCAレコード | 5分で終わる。すこし早い。低音が効いていなくてちょっと物足りない。 |
ラインハルト・ゲーベル | ムジカ・アンティクヮ・ケルン | 4'32" | 1986 | A Universal Music Company | ただただ早い。早すぎる。落ち着かない。そんなに急いでどこに行くんだよ、とツッコミたくなる。 |
George Malcolm | Northan Sinfonia Of England | 5'24' | 1977 | ASV輸入680円 | 録音古いのが分かる。まあまあな感じ |
当たり前の事だが、バッハがどういうイメージで作曲したのか、当時の演奏が残っているはずも無い。残っているのは楽譜のみ。その楽譜をどういう風に解釈するか。演奏者ごとにこんなにも解釈が違う事に驚く。ラインハルト・ゲーベル指揮のムジカアンティクヮケルンのヤツはもうムチャクチャ早い。これはちょっとアレだけれど。