WOLF125のブレーキキャリパー台座が猛烈に錆びている! 材は鋼、赤さびの分厚い被服が。
これが今回のワーク。白くなっている部分はペーパー掛けした所。しかし目が即つまったあげく、素地すら見えてこなかった・・・。
落とす必要はないのだが、ここで今後の研究もかね、この赤さびをDIYでできる範疇で化学的?に除去してみようと思った。
サンポールでのさび取りはもの凄い威力があるらしく、ネットを見ても速攻で錆が粉々に沈むとある。これは自分も依然やったことがあり知っている。入れた途端にワークが泡で包まれ、錆が剥がれて下にたまるのだ。
しかし問題はその後。水洗いした0秒後から速攻で真っ赤に錆だす。みるみる変わっていくのでやばい。つまりサンポール法は、ワークの残留塩酸をいかに無効化するかがミソであり、その手はずを整えずに一度サンポールに触れさせてしまうと、そのワークは前より悪化しTHE ENDである。
中和にはネットではマジックリンなどの弱アルカリ洗剤をドボドボと注ぎ込む方法が一般的だ。中性洗剤でも効果があるらしい。中性洗剤でキャンセルできるのは自分も確認済みだが、いかんせんこれらは高い! ワークが小さければどうでもいいが、ワークをひたひたになるまで水を張り、十分中和できるような洗剤を入れるとかなりの額がかかる。
そこで考えた。 身近にある安価なアルカリ。
重曹?メジャーだな。1kg200円位。だったと思う。安いと言えば安い。しかしこんな事に金を使いたく無い。
更に考える。 釉薬とかこんにゃくだかで知っていた方法。古に伝わる、古来からのアルカリ剤だ。 灰汁!
灰汁とは、植物の灰を水に入れ、数日寝かせて水に溶け出す「何か」を抽出した液である。上澄みを使う。 植物やその育ちによってpHが変わるらしいのだが、何とどういう尺度で測ったのかは知らんが、重曹pH9に対し、藁の灰汁はpH11にも達するらしい!! これだ!!
家は林檎農家であり、風呂はその薪でたいている。つまり灰は産廃であり、毎日排出されているのだ。これを使わない手が無い。
流れは、
となる。
こんな感じ。下には灰が、上には木炭が浮く。気にせずともおk。
石鹸と歯ブラシで洗った
泡が激しくワークから立ち上る。写真だとわかりにくいけど、白っぽく見えるのは泡。泡に包まれるという表現では不適切で、泡が立ち上る状態。
1時間の外出後、帰ってくるとこの状態だった。ノータッチ状態でこれ。底には剥がれ落ちたさびの粉が溜まっている。
中和している図。仕事が適当なので、上澄みも何もあった物じゃないが、これで十分w
完成!残ったサビは横着によるものw ワイヤーブラシで一発なレベル。
I just hope whevoer writes these keeps writing more!