《加速》

《加速/Accelerate》 †

速攻魔法
フィールド上に表側表示で存在するモンスター１体の攻撃力は
エンドフェイズ時まで３００ポイントアップする。
そのモンスターが守備表示モンスターを攻撃した場合、
その守備力を攻撃力が越えていれば、
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。

　BRIGHT SKYRULER -輝かしき天空の支配者-で登場した速攻魔法。
　攻撃力を３００上昇させるとともに、貫通効果を付加する。

　攻撃力上昇の効果を含んでいるため、ダメージ計算時にも発動できる。
　相手の守備モンスターを見てから、発動を決めることもできるため、
　発動にそれなりの柔軟性を持ったカードと言える。

　攻撃力３００の上昇でバトルのせめぎ合いに勝てる場面もなくはない。
　第２メインフェイズに伏せておいて、役に立つこともあるだろう。

　しかし、一方で守備表示モンスター相手に特化した効果のため、
　《シールドクラッシュ》でさっさと除去した方が効果的な場面も多い。
　継続的に貫通効果を得られる《メテオ・ストライク》等の装備魔法もある。
　これらとは汎用性や奇襲性の観点から、相互互換となっているが、
　どちらが役に立つとも場合によるため、デッキの傾向を見て判断しよう。

　また、《メテオ・ストライク》と同様に相手モンスターへの使用も可能。
　この場合、ダメージを受けるのは、このカードの使用者から見た相手になるため、
　相手モンスターの攻撃反射、あるいは攻撃抑制の役割もこなせる。
　ダメージ量はそれなりに期待できるものの、守備モンスターとこのカードの
　両方が戦闘時に存在している必要があり、使える場面は限られがちである。

• 本編において―
  第１７話・翼ＶＳオブライエン戦で、翼が使用。
  《隼の騎士》の連続攻撃に使用し、一押しを加えた。
  
  さらに第２２話・藤原ＶＳ佐藤戦で、佐藤が使用。
  《儀式魔人プレサイダー》の効果でこのカードをドローし、
  《破滅の女神ルイン》の二回目の攻撃を強化した。
  
  どちらもなぜかダイレクトアタックのシーンであり、
  《突進》などで事足りるシーンでもある。
  
  
• ……と思いきや、リライトにて出番が追加される。
  新４話翼ＶＳ真シルキル戦にて、翼が改めて使用。
  ゲームの流れを変える決定的ダメージを与えることに成功する。
  登場から２年経って、やっと日の目を見られた苦労人カードである。
  
  

関連カード †

• 《突進》
• 《収縮》
• 《幻惑》