《スカブ・スカーナイト》


《スカブ・スカーナイト/Scab Scar-Knight》

効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻 0/守 0
このカードは戦闘によって破壊されない。
このカードが表側守備表示でフィールド上に存在する場合、このカードを破壊する。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
ライフポイントを回復する効果は無効となる。
相手ターンのバトルフェイズ中に相手フィールド上に
攻撃表示モンスターが存在する場合、
相手プレイヤーはそのモンスターで
このカードに攻撃をしなければならない。
バトルフェイズ終了時にこのカードと戦闘を行った
相手モンスターのコントロールを得る事ができる。  

 BRIGHT SKYRULER -輝かしき天空の支配者-で登場した闇属性・戦士族の下級モンスター。
 戦闘によって破壊されない永続効果を持つが、守備表示では自壊するデメリット永続効果がある。
 また、ライフ回復効果を無効化する永続効果を持ち合わせている。
 さらに相手に攻撃を強いる永続効果とともに、バトル終了時に攻撃モンスターのコントロールを得る永続効果を持つ。
 以上、計5つの永続効果を持つ、影響力とクセの強いモンスターである。

 つまりはモンスターのコントロール奪取に特化したモンスターである。
 戦闘破壊できず、コントロール奪取でき、性能自体は非常に高い。
 しかし、単体で投入しては、戦闘ダメージですぐに押し切られてしまう。
 どうしてもサポートカードをうまく組み込んで、戦闘ダメージ緩和の手段が必要となる。
 なお、このカード自身の効果で自分の回復も禁じられるため、回復ではダメージを補いにくい。
 一方でライフ回復はメジャーではないため、相手への牽制効果は薄い。

 場に残りやすいため、《スピリットバリア》との相性は抜群。
 それさえあれば、いくら戦闘しても無傷で相手を奪えることになる。
 《不幸を告げる黒猫》などで、すぐにサーチして使おう。
 《幽獄の時計塔》でも代用できる。《テラ・フォーミング》などでサーチもしやすい。

 その他単発のダメージを防ぐ罠でも、影響力は十分に強い。
 《ガード・ブロック》や《和睦の使者》を入れるだけ入れておけば、相手は簡単に攻撃できなくなる。
 戦闘ダメージ無効化のカードがコントロール奪取のカードになると考えれば、このカードの恐ろしさが分かるだろう。

 その他、単純に装備魔法で攻撃力を強化してもいい。
 このカード自身が除去されにくいため、場持ちは悪くない。

 攻撃力の低さで《リミット・リバース》による召喚が手軽なのも、大きく価値を上げている。
 相手のバトルフェイズ時の戦闘強制効果があるため、相手のバトル中にこのカードが特殊召喚されれば、
 相手は全ての攻撃モンスターでこのカードを攻撃しなければならない。
 そこで《和睦の使者》をさらに発動できれば、一気に形勢逆転となる。
 伏せカードがあるだけで、相手の攻撃を躊躇させることができるようになるだろう。
 《増援》や《悪夢再び》に対応しており、サーチや回収の手段も充実している。

 サポートが極端に罠に偏りがちであり、《人造人間−サイコ・ショッカー》は天敵。
 また、伏せを次々と破壊されてしまうと、途端に息切れしてしまう。
 このカード自身を除去で狙い打たれると、防戦一方になりがちになる。
 【バーン】や【デッキ破壊】など、モンスターを重視しない戦術にも極端に弱い。

 専用デッキが上手く回れば比類なく強いのだが、相性の悪い相手には非常に不得手。
 《王宮のお触れ》や《暗闇を吸い込むマジック・ミラー》などサイドからの対策は比較的しやすい。
 単純に特に《地割れ》など除去カードを追加投入されるだけでも、戦況はきつくなってしまう。
 しかし、強力な核になり得るカードであることは間違いない。
 対策も限られているため、相手の対策とその息切れを上手く読みながら、こちらのペースに持っていこう。

  • 原作・アニメ・本編において―
    本編において、佐藤浩二が使用するカード。
    お気に入りどころか、佐藤の魂と結合させられたカードでもある。
    言うまでもなく、佐藤のデッキを代表する主力のカード。

    アニメGX113話&114話に登場し、十代のE・HEROと対決。
    次々とHEROたちをコントロール奪取。さらに十代を精神的に追い詰める。
    GX3期を代表する鬱デュエルとなり、十代の覇王化を誘発させた一因ともされる。

    本編ではルーツ・ルインド編にて、藤原VS佐藤の対決で登場。
    佐藤のデッキの要として、藤原のライフ回復と戦闘を封じ込めた。
    下級モンスターにも関わらず、その存在感は別格であった。

    攻撃名は『スカブ・フィスト』。衝撃でなく怨念を与える殴打。
    効果名は『スカブ・カース』。戦士たちの怨念により、その自由を奪う。

  • PSPゲーム・タッグフォースシリーズでもカード化されている。
    そのゲームでの効果は以下の通り。
    効果モンスター
    星4/闇属性/戦士族/攻0/守0
    このカードは自分フィールド上に1枚しか表側表示で存在できない。
    このカードは戦闘によっては破壊されない。このカードが表側守備表示で存在する場合、このカードを破壊する。
    攻撃可能な相手モンスターはこのカードに攻撃しなければならない。
    バトルフェイズ終了時にこのカードと戦闘を行った相手モンスター1体のコントロールを得る事ができる。
    アニメと違って、ライフ回復を封じる効果がない。
    (なぜかアニメ版では、場に1体しか存在できない制約もあった。
     またコントロール奪取のためのスカブ・カウンターが存在していた。)
    ゲーム版では、強力な戦闘強制効果を内包しており、影響力が非常に強い。

    ヒカコ本編での効果はアニメとゲームを合わせて、調整したものとなっている。
    アニメのライフ回復封印効果を復活させ、あまりの拘束力を持つ戦闘強制効果を、
    いくらか調整してバランスを取らせたような効果になっている。

関連カード

  • 《魂を削る死霊》
  • 《怒れる類人猿》
  • 《ヴォルカニック・デビル》
  • 《立ちはだかる強敵》

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