松田真人のピアノとストリングスとで行われたアコースティックコンサート。
松田は、「薄暮 -たそがれのアンサンブル-」ではアコーディオンを、「幸福」のイントロでは『来生たかお 20th Anniversary Concert Tour '95〜'96 夢より遠くへ』で訪れた宮城県の松島で購入した民族楽器を使用した*1。
また、「君の選択」を確認しようとオリジナルアルバム『永遠の瞬間』を聴き直していた際に「片思いのLunch」が耳が留まり、イントロにピチカートが入っている同曲は本公演の弦楽四重奏を有効に使えると思い、リハーサルの直前にセットリストに加えて貰ったという*2。なお、事前に録音したパーカッションやシンセサイザーの音も用いており、これまで来生のステージではやって来なかった試みだったので、色々と面白い体験になったと述べている*3。
衣装は、青いストライプのシャツにオフホワイトのベストとパンツだった。
松田によれば、以前、来生に聴かせたジョージ・シアリンのアルバムの中にアメリカ映画『An Affair To Remember/めぐり逢い』のテーマソングが収録されており、好きな事は聞いていたが、偶々件の映画をテレビで観た事を話した際、本公演のリハーサルの休憩時間に弾き始めたという*4。
来生えつこは2日目の公演に友人達と足を運んだが、用意された席が最前列だとは知らず、ファンに申し訳なく思いながら観覧したと明かしている*5。また、「スタートル」のメンバーである多田文信は出演しない事を知らなかった友人が花束を持参していた為、他の友人達に姉から弟への贈呈を提案されたという*6。以前、メンバーには花束の贈呈がないのは寂しいと思って友人と共に松田真人に渡して以来の事で、他の人に隠れながら行動に移した所、気付いた来生が驚きながらも握手を求めて来たので、来生えつこの方も抵抗を覚えつつも応じ、後にこの時の事を訊いたら来生は記憶していなかったという*7。因みに、来生は開演前にマネージャーから来生えつこの席が最前列である事を聞かされており、「嫌だな」と思っていたという*8。
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主催:株式会社アムラックストヨタ、株式会社ベイシック/企画制作:株式会社ベイシック、シグマトランクアソシエイツ/協力:株式会社ソーゴー東京
No. | 日付 | 会場 | 開場/開演 | 料金/席種 | 備考 |
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1 | 1996.07.12(金) | 東京都・トヨタオートサロン アムラックス東京 アムラックスホール | 18:00/19:00 | 9000円/整理番号順 | 1ドリンク・1オードブル付き |
2 | 1996.07.13(土) | 東京都・トヨタオートサロン アムラックス東京 アムラックスホール | 16:00/17:00 | 9000円/整理番号順 | 1ドリンク・1オードブル付き |
3 | 1996.07.14(日) | 東京都・トヨタオートサロン アムラックス東京 アムラックスホール | 16:00/17:00 | 9000円/整理番号順 | 1ドリンク・1オードブル付き |
※15,16:アンコール
※1,2,7,8:Piano Solo