バックバンド「スタートル」の他、カルテット編成のストリングスが参加した、アコースティック楽器のみで構成されたコンサート。
前年の『来生たかお Special 2days Concert Acoustic Tracks』同様、スライドが使用された*1。
来生の提案で、緞帳が開くと「夢の途中」がア・カペラで始まり、サビでウッドベースが、2番でバンドが加わるという演出がなされた*2。
公演の途中からストリングス・カルテットが加わり、「坂道の天使」や「振り向くならせめて」では松田真人がアコーディオンを奏でた*3。「終止符」の1番はストリングスのみ、2番でバンドが加わった*4。
松田は「どのようにアプローチすれば来生のメロディーをより魅力あるものに出来るか」というテーマを、音楽観のみならず人生観にまで変化を及ぼし、「語りつぐ愛に」「終止符」において実践したという*5。
16日の公演では、「夢の途中」のア・カペラの部分でヴォーカルがマイクに乗らないというPAのトラブルがあり、翌日も公演を控えた来生は中々寝付けなかった事を吐露している*6。しかし、前年の『来生たかお Special 2days Concert Acoustic Tracks』でも同様に緊張を訴えていた来生が更に自らに緊張を強いるような提案(ア・カペラ)をした事に、スタッフは驚きつつも変化を恐れない来生に強さを感じたという*7。
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No. | 日付 | 会場 | 開場/開演 | 料金/席種 | 備考 |
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1 | 1994.07.16(土) | 東京都・Bunkamura オーチャードホール | 17:30/18:00 | S席5500円/指定席 | *9 |
A席5000円/指定席 | |||||
2 | 1994.07.17(日) | 東京都・Bunkamura オーチャードホール | 13:30/14:00 | S席5500円/指定席 | |
A席5000円/指定席 |
オープニングBGM=グレゴリア・チャント
※17,18:アンコール
※6〜18: + Strings/9,10:Piano