来生たかお 35th Anniversary Solo Live Premium Stand Alone 2011

来生たかお大百科／コンサート

解説 †

2001年に始まったピアノによる弾き語りコンサートのタイトル『Stand Alone』が冠され、『Solo Live』とも題されているが、弾き語りだけでなく、バンドメンバーとのトリオ編成や、オーケストラとの共演も行われた。

2010年の夏、所属事務所のマネージャー兼社長から、歌手デビュー35周年であり、且つソロライヴを始めて10年の節目でもある事から、サントリーホールでの公演を持ち掛けられた。来生は当初、クラシックコンサートが主体である同ホールに立つ事に迷いもあったが、性格的に先々の事柄にはOKを出してしまうところがあり、実現に至った。また、公演当日まで、引き受けてしまった事に対する不安と後悔で戦々恐々としていたという*1。

リハーサル †

6月29日、ストリングスで参加したTSUKEMENを交えて行われた*2。

美術 †

ステージの後幕には、楽曲毎にイメージ映像が映し出され、「浅い夢」ではシングルジャケットの画像が使用された。また、閉演後の会場には「浅い夢」のストリングスアレンジによるインストゥルメンタルが流された。

楽曲 †

TSUKEMENが参加した「涼しい影」「空色の渚 〜時よ ゆっくり〜」の編曲は渡辺俊幸の手によるものだった*3。

「涼しい影」は、来生の弾き語りで始まり、バンドメンバーが参加した後、ストリングスの音色が加わり、アウトロで後幕が上げられ、背後に控えていたストリングス隊が登場する演出がなされた。

その他 †

主催：ニッポン放送、ちけっとぽーと／企画制作：テン・イヤーズ／後援：日本音声保存

スケジュール †

出演 †

• Vocal, Piano, Conductor：来生たかお／Keyboards：山崎教昌／Acoustic Guitar, Chorus：RYUMEI／Strings：TKS（1st Violin：TAIRIKU〈TSUKEMEN〉、水谷晃、岡部憲、川口尭史／2nd Violin：KENTA〈TSUKEMEN〉、宮崎司、伊藤友馬／Viola：村松龍、高木真悠子／Cello：結城貴弘、清水詩織／Contrabass：吉本宗司）

スタッフ †

• Stage Director：瀧口一憲（CHIC）／Lighting Plan：上島正昭（PICO LITTLE DESIGN）／Lighting Operation：Ryuji Ikehata（Double Life）／Concert Mixer：高橋宏幸（サウンドマン）／Moniter Mixer：大野雄平（サウンドマン）／Stage Movie：小川竜朗（オレンジカラー）、松富崇（オレンジカラー）、Syunsuke Takebe（オレンジカラー）／Stage Set：Tomomi Sanekata（久我山工房）、Yoshitaka Aoki（久我山工房）／Arrangement：渡辺俊幸

セットリスト †

開演前BGM＝なし

1. あなたに還る日
   MC
2. 雑踏
3. グレイ
4. Goodbye Dream
   MC
5. コンデンスミルク
6. 余白の街
   MC
7. 心のゆくえ
8. ほほえみの扉
9. ひとりよがりの人魚
10. 風と共に去りぬ
    MC
11. 薄暮 -たそがれのアンサンブル-
12. 潮風のソネット
13. おだやかな構図
14. Goodbye Day
15. 涼しい影
16. 空色の渚 〜時よ ゆっくり〜
    メンバー紹介
17. 針の雨
18. 浅い夢

閉演後BGM＝「浅い夢」のインストゥルメンタル

※17,18：アンコール
※1〜10,17,18:Piano Solo／11〜16:Piano
※11〜14:Piano + 山崎 + RYUMEI／15,16:Piano + 山崎 + RYUMEI + Strings（15は途中から参加）

収録 †

『Takao Kisugi 35th Anniversary Solo Live Premium Stand Alone 2011 at Suntory Hall』