当時の来生えつこは、なるべく重々しく見せる為にモンブランの万年筆で原稿用紙に歌詞を清書していたが、キティレコードのオフィスで作業をしていた際に竹田から「いつもそうやって清書をするんですか?」と訊かれ、「そうよね、変よね」と答え、レポート用紙に横書きにするようになった*1。丁度、大作家でもない自分が原稿用紙にモンブランの万年筆で書いている事に違和感を覚え始めていた頃だったという*2。
本曲をA面に収録したシングル盤のB面曲「おもちゃ箱なんて欲しくない」を作詞した坂田えいいち(現・坂田おさむ)は、自作曲の売り込みをしていた頃、ポリドールのレコーディングスタジオでデモテープ作りをする事になり、自身のギターだけではイメージが伝わらないだろうというディレクターの配慮により、歌手デビュー前の来生がピアノで参加したという*3。来生は物凄く寡黙でシャイだったが、互いにザ・ビートルズが好きという事もあり、楽しくデモ音源を作ったと記している*4。
発売年月日 | 収録作品 | メディア:規格品番 | 発売元/レーベル | トラック | 備考 |
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1975.11.21 | うわのそら | EP:DR-3004 | ポリドール | SideA | ●オリジナルシングル ○デビュー曲 |