小堺一機

来生たかお大百科 ＞ 楽曲提供＆カヴァーアーティスト

小堺一機は大の来生ファンである事を公言しており、来生えつこからの提案で実現したデビュー曲の「with」等、多くの楽曲提供を受け、「陽ざしの記憶」では来生とのデュエットも果たしている。

1979年、来生えつこから雑誌の対談企画の話が舞い込み、ほぼ無名だった小堺はマネージャー共々驚いたが、この事が縁で楽曲提供に繋がって行った*1。

With †

来生えつこが、舞台でカヴァー曲を歌っていた小堺に「舞台用のオリジナル曲は欲しくない?」と提案をして誕生した楽曲で*2、当初はレコーディングの予定はなかった*3。小堺が主演する舞台『小堺クンのおすましでSHOW』内のコンサートパート内や単発のライヴ等で歌われ続け、後続する舞台『小堺一機 トーク&ソングショー』でも披露されている。

小堺は来生えつこに、後に結婚する女性との恋愛相談をした事があり、その内容が歌詞に反映されている*4。小堺は「詞になるとこんなに綺麗になるのか」と感じ*5、また、来生が歌ったヴァージョンを聴いた妻は「こんな良い歌だったんだ」と感想を漏らしたという*6。

来生は、小堺から「易しい曲を」と頼まれたが、聴く度に上達して行く彼ならば歌いこなせるだろうと思い、あえて難しい曲を提供したという*7。また、来生が歌ったデモテープの段階では、冒頭の歌詞「季節はいくつも」は「照る日 曇る日も」だったが、耳で聴いた時に意味が取り難いという来生えつこの判断で改変された*8。

小堺が司会進行を務めたフジテレビ系『ライオンのごきげんよう』の放送最終月（2016年3月）には、ヴァイオリンによるインストゥルメンタルがエンディングテーマとして使用された。

オリジナルヴァージョン †

• 作詞：来生えつこ
• 作曲：来生たかお
• 編曲：瀬尾一三
• TBS系『痛快! OL通り』（出演：沢口靖子、小堺一機 他）挿入歌（1986.10.10-12.26）
• TBSラジオ『コサキンDEワァオ!』（他、同局のコサキンの番組）エンディングテーマ（-2009.03.28）
  • 来生たかおがカヴァー

アナザーヴァージョン †

• 作詞：来生えつこ
• 作曲：来生たかお
• 編曲：瀬尾一三
• TBSラジオ『コサキンDEワァオ!』（他、同局のコサキンの番組）エンディングテーマ（-2009.03.28）
• アナザーミックス

アナザーヴァージョン2 †

• 作詞：来生えつこ
• 作曲：来生たかお
• 編曲：瀬尾一三
• TBSラジオ『小堺一機のサタデーウィズ』エンディングテーマ（2000.04.08-2006.09.30）
• セルフカヴァー

アナザーヴァージョン3 †

小堺は、どうしても自身の舞台『小堺クンのおすましでSHOW』のバックを務める「おすましバンド」で本曲をレコーディングしたかったという。また、28歳のオリジナルヴァージョンと49歳の本ヴァージョンとを聴き比べて欲しいと述べている*9。

1995年から「おすましバンド」のギタリストである末原康志は、本曲が毎年『小堺クンのおすましでSHOW』で披露される際のギターソロは、1年間の自分を計るバロメーターだと語っている*10。

• 作詞：来生えつこ
• 作曲：来生たかお
• 編曲：おすましバンド（小川文明／木村万作／栗山豊二／末原康志／園山光博／渡辺茂）
• セルフカヴァー（タイトル表記：With［Live arrange version］）

★Musicians★
Piano, Keyboads：小川文明／Electric Guitar：末原康志／Electric Bass：渡辺茂／Drums：木村万作／Percussion：栗山豊二／Saxphone：園山光博

ライヴヴァージョン †

『小堺クンのおすましでSHOW 2 STANDARD ROMANTICS』での、コンサートパートで歌われたライヴ映像にイメージ映像がミックスされている。

上記の舞台自体は、1986年8月2日から6日まで開催された。

• 作詞：来生えつこ
• 作曲：来生たかお
• 『小堺クンのおすましでSHOW 2 STANDARD ROMANTICS』（1986.08.?／東京都・シアターアプル）より

★Musicians★
演奏：おすましバンド

カヴァーアーティスト †

• 張立基（ノーマン・チョン）
• Kinki Kids（フジテレビ系『LOVE LOVE あいしてる』1997.01.25／with 小堺一機）
• 渡辺美里（ファンクラブイベント『スーパーオフショットアワード2014』2014.07.12／with 小堺一機）
• 松下奈緒（フジテレビ系『ライオンのごきげんようゴールデン! 大物だらけのサイコロSP』2016.03.30〈パーシャル（サビ）／ピアノ演奏〉）

追憶の恋人 †

小堺は、収録アルバムの中でも好きな1曲だった為、オリジナルシングル「ムーンライト・シィンギィング」のB面に収録した*11。歌詞の「冷めた紅茶のレモンほどに」というフレーズが好きだという*12。

オリジナルヴァージョン †

• 作詞：来生えつこ
• 作曲：来生たかお
• 編曲：小林信吾

アナザーヴァージョン †

• 作詞：来生えつこ
• 作曲：来生たかお
• 編曲：国吉良一
• セルフカヴァー

ライヴヴァージョン †

『小堺クンのおすましでSHOW 2 STANDARD ROMANTICS』での、コンサートパートで歌われたライヴ映像にイメージ映像がミックスされている。

上記の舞台自体は、1986年8月2日から6日まで開催された。

• 作詞：来生えつこ
• 作曲：来生たかお
• 『小堺クンのおすましでSHOW 2 STANDARD ROMANTICS』（1986.08.?／東京都・シアターアプル）より

★Musicians★
演奏：おすましバンド

日曜はダメ †

1985年の『おすましでSHOW』で既に披露されていた*13。

小堺は「夢のような話がリアルに描かれている」と述べ*14、歌詞に登場する女性の生活風景はバブル時代のイメージで思い描いているという*15。

• 作詞：来生えつこ
• 作曲：来生たかお
• 編曲：小林信吾

夢ではナイト †

オリジナルヴァージョン †

小堺は、ニューヨークのカフェで本曲（「With」「追憶の恋人」「日曜はダメ」も含まれていたと思われる）のデモテープを聴き、日本国内でのレコーディングに備えていたという*16。そのカフェには、歌詞に描かれているような「裏庭」があり、本曲を歌うと思い出すという*17。因みに、デモは音質の良い「メタル」のカセットテープに録音されていた為、使用後はプライベートで別の楽曲を重ね録りしてしまったが、後にテープを返却しなければならなくなり、紛失した事にしたという*18。

• 作詞：来生えつこ
• 作曲：来生たかお
• 編曲：瀬尾一三

アナザーヴァージョン †

• 作詞：来生えつこ
• 作曲：来生たかお
• 編曲：矢賀部竜成
• セルフカヴァー

アナザーデイ †

小堺は「オフィスの片隅で、ジッとあなたを見ている天使からの歌」と述べている*19。

オリジナルヴァージョン †

• 作詞：来生えつこ
• 作曲：来生たかお
• 編曲：松井忠重
  • 来生たかおが「グリサンド」としてカヴァー

アナザーヴァージョン †

• 作詞：来生えつこ
• 作曲：来生たかお
• 編曲：村上啓介
• セルフカヴァー

マダムとの散歩 †

来生のファンだった小堺はこの楽曲を気に入り、カヴァーを申し出たという*20。初めて聴いた時、歌詞に描かれた物語がまるで洋画のワンシ−ンようで「こんな曲は日本にない」と思ったという*21。

• 作詞：来生えつこ
• 作曲：来生たかお
• 編曲：奈良部匠平

ミュージカル・ナイト †

• 作詞：来生えつこ
• 作曲：来生たかお
• 編曲：松井忠重

ストレンジャー志願 †

オリジナルヴァージョン †

• 作詞：来生えつこ
• 作曲：来生たかお
• 編曲：瀬尾一三

アナザーヴァージョン †

• 作詞：来生えつこ
• 作曲：来生たかお
• 編曲：矢賀部竜成

雨の言葉 †

• 作詞：来生えつこ
• 作曲：来生たかお
• 編曲：瀬尾一三

SETOGIWA †

• 作詞：来生えつこ
• 作曲：来生たかお
• 編曲：瀬尾一三

君の景色 †

小堺は、本曲を歌いながら「女性は男よりも強いかも」と思ったという*22。

• 作詞：来生えつこ
• 作曲：来生たかお
• 編曲：瀬尾一三

真昼の永遠 †

小堺は、歌詞に登場する美術館をニューヨークのメトロポリタン美術館のイメージで思い描いているという*23。

• 作詞：来生えつこ
• 作曲：来生たかお
• 編曲：瀬尾一三

USUALLY †

• 作詞：来生えつこ
• 作曲：来生たかお
• 編曲：瀬尾一三

そっとクールダウン †

• 作詞：来生えつこ
• 作曲：来生たかお
• 編曲：瀬尾一三／ストリング編曲：中西俊博

陽ざしの記憶 †

来生によれば、スケジュールが合わず、別々にレコーディングしたという*24。

また、収録アルバムがリリースされた1995年の『小堺クンのおすましでSHOW11 夏服の男たち』の千秋楽にゲスト出演し、小堺と本曲をデュエットした*25。

• 作詞：来生えつこ
• 作曲：来生たかお
• 編曲：新川博
• Duet with 来生たかお