思い出の時差

来生たかお大百科 ＞ 自作曲 ＞『SOMETHING ELSE』

概要 †

オリジナルアルバム『SOMETHING ELSE』に収録された楽曲である。

歌詞は、ジョン・マッケンジーが監督したイギリスの劇場未公開映画『The Innocent／ひと夏の青春』（1985）に描かれた、少年と少女が川辺で遊ぶ情景を基にしている*1。

冒頭にだけ登場するメロディーがあるのは、スタンダードナンバーの楽曲構成を意識したもので、また、コードがBメロで半音上がった後、サビでまたAメロのCコードに戻る構成は、ギルバート・オサリヴァンの「Clair」（における、間奏での転調からまた元に戻る構成）に影響されたからだという*2。

来生は、姉弟の曲作りにおける普遍的テーマ「時の流れ」が特に反映された楽曲と述べており*3、パット・ブーンに歌って欲しいと語った事もある*4。

歌手デビュー40周年記念アルバム『夢のあとさき』ではセルフカヴァーを試みており、「自分でもよくこういうものを作れたな」と語っている*5。

収録 †

オリジナルヴァージョン †

• 作詞：来生えつこ
• 作曲：来生たかお
• 編曲：松田真人
• 5:03
• オリジナルアルバム『SOMETHING ELSE』収録ヴァージョン

★Musicians★
Piano, Keyboards：松田真人／Keyboards：加藤実／Electric Guitar, Acoustic Guitar：荒木博司／Bass：多田文信／Drums：松本照夫／Strings：金子飛鳥グループ

アナザーヴァージョン †

• 作詞：来生えつこ
• 作曲：来生たかお
• 編曲：紺野紗衣
• 5:44
• セルフカヴァー（セルフカヴァーアルバム『夢のあとさき』収録ヴァージョン）

★Musicians★
Piano：倉田信雄／Electric Guitar：伊丹雅博／Wood Bass：斉藤光隆／Drums：渡嘉敷祐一／Strings：RUSH by TAKASHI KATO／Solo Violin：加藤高志／Chorus：小田木隆明（RYUMEI）／Conduct, Programming：紺野紗衣

ライヴヴァージョン †

• 作詞：来生えつこ
• 作曲：来生たかお
• 『来生たかお Stand Alone 2020 Christmas Color』（2020.12.23／東京都・Bunkamura オーチャードホール）より