来生たかお大百科コンサート

解説

ディナーショー形式のコンサートで、以降2005年まで同タイトルで毎年開催された。

ディナータイム、ショータイム共、各1時間半だった。

リハーサル

7月22日からリハーサルが行われた。1曲目から順に譜面と照らし合わせ、音資料を聴きながら進行の仕方やサウンドを確認し、譜面の変更やチェックをして更に煮詰めて行った。松田は、来生から新たにアレンジを頼まれていたジャズバラード調の「プリズム・ストーリー」「マイ・ラグジュアリー・ナイト」をデジタルピアノで弾いていたが、舞台監督からグランドピアノの演奏を提案された為、来生が使っているピアノで弾く事になった*1

翌23日のリハーサルは、ブロックごとに通してみるところから始まった。また、前日の2曲に更に3曲を追加した計5曲をグランドピアノで演奏した方が良いとの意見があり、実際に弾いてみる事になった。休憩後は、ブロックごとの曲繋ぎ等も本番さながらにアンコール曲まで一通り演奏をした。ただ、後々松田のところに来生のマネージャーから連絡が入り、新たに加えた3曲に関して、絵的の関係でやはりデジタルピアノでお願いしたい旨を告げられ、松田にも特に拘りはなかったので、デジタルピアノで弾く事に落ち着いたという*2

公演当日のリハーサルは、最初にバンドだけでサウンドをチェックし、次に来生を交えて2曲目の「君が送る風」から曲順通りに始まった。また、来生の弾き語りの「浅い夢」と「風の忘れもの」は飛ばし、それ以外の楽曲を最後まで演った後、本編の1曲目の「渚のほのめき」を練習した。その後、来生の弾き語りのリハーサルが行われた。

楽曲

本番では、松田は「プリズム・ストーリー」で来生のグランドピアノに移り、ドラムとベースとピアノの編成で来生の希望によるジャージーなサウンドを展開した。また、「マイ・ラグジュアリー・ナイト」をグランドピアノで演奏するのは久し振りで、細かい所までニュアンスを弾き分ける事が出来、本当に良い気分だったという*3

その他

ディナーのメニューには、来生のサインが日付入りで記された。また、「来生たかおオリジナルカクテル 浅い夢〜一瞬のときめき〜」が振る舞われた。

MCでは、インスペクター業務をしていた頃の話等が語られた。

スケジュール

日付会場開場/開演料金/席種備考
2003.07.26(土)神奈川県・鎌倉プリンスホテル バンケットホール七里ヶ浜17:00/17:30*422000円
19:00*5

出演

  • Vocal, Piano, Acoustic Guitar:来生たかお/Piano, Keyboards:松田真人/Keyboards:山崎教昌/Guitar:土屋潔/Electric Bass:千葉一樹/Drums:佐藤武美

セットリスト

  1. 渚のほのめき
  2. 君が送る風
  3. めぐり逢い
  4. たそがれの苺
  5. シルエット・ロマンス
  6. ボートの二人
  7. グレイ
  8. プリズム・ストーリー
  9. 浅い夢
  10. 風の忘れもの
  11. 夢の途中
  12. Goodbye Day
  13. フェアウェル
  14. 気分は逆光線
  15. Day Light Girl
  16. 風と共に去りぬ
  17. マイ・ラグジュアリー・ナイト

※17:アンコール
※9,10:Piano Solo

関連コンサート


*1 『松田真人“MASATO MATSUDA”OFFICIAL WEBSITE』のブログ“2003年7月22日(火)”(2003.07.22)
*2 『松田真人“MASATO MATSUDA”OFFICIAL WEBSITE』のブログ“2003年7月23日(水)”(2003.07.23)
*3 『松田真人“MASATO MATSUDA”OFFICIAL WEBSITE』のブログ“2003年7月26日(土)”(2003.07.26)
*4 ディナータイム
*5 ショータイム