オリジナルアルバム『avantage』に収録された楽曲である。
来生は、バラードはメロディーラインをなめらかに歌いたいとの思いがあり、レコーディングに際し、難しかった1曲として挙げている*1。
松田は、前年にリリースされたオリジナルアルバム『égalité』の打ち合わせの時から心を惹かれていた為、編曲を任された事にこの上のない幸せを感じたという*2。
ドラムの音色を選んで基本的なパターンの打ち込みを作り、ベースの音色を選んでマスターキーボードで弾いたものを録音しながらデータを入力して行ったが、機械的なノリにならないように生の雰囲気を大切にしたと語っている*3。
ブリッジ(1コーラス目が終わって2コーラス目に入るまで)の部分は「郷愁」をイメージし*4、事前に考えていたイメージに合うシンセサイザーの音色が中々見付からなかったが、アレンジを少し変えたり膨らませたりした結果、最初のイメージよりも素敵なものになったと述べている*5。
ドラムのフィルインは小田木やミキサーの意見を参考にして取り入れ*6、来生からは派手にして欲しいとの要望があった為、シンセサイザーの音色やフレーズを色々と入れた*7。
因みに、本曲は制作過程で「K-5」という仮タイトルになっていた(「K」は来生のイニシャル)*8。
本曲は再び愛を取り戻す二人の姿が描かれているが、来生えつこは、あくまで曲調に適った歌詞を付けており、本曲のように必ずしも自身の生き方とは合致しないものもある事を明言している*9。
発売年月日 | 収録作品 | メディア:規格品番 | 発売元/レーベル | トラック | 備考 |
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2005.10.19 | avantage | CD+DVD:ANYC-12024/5 | 日本音声保存/ANY | 9 | ●オリジナルアルバム |
★Musicians★
Keyboards:松田真人/Guitars:武沢侑昴/Sound Architect:小田木隆明
発売年月日 | 収録作品 | メディア:規格品番 | 発売元/レーベル | トラック | 備考 |
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2006.11.16 | TAKAO KISUGI 30th Anniversary X'mas Concert 2005 avantage | 3DVD:TEND-1116/8 | TEN YEARS | Disc1-9 | ●ライヴビデオ(限定/通信販売・コンサート会場販売) |
★Musicians★
Piano:来生たかお/Keyboards:松田真人/Electric Guitar:土屋潔/Electric Bass:千葉一樹/Drums:佐藤武美/Synthesizer:山崎教昌
発売年月日 | 収録作品 | メディア:規格品番 | 発売元/レーベル | トラック | 備考 |
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2011.12.24 | Takao Kisugi 35th Anniversary Solo Live Premium Stand Alone 2011 at Suntory Hall | DVD:TEND-1119 | テンイヤーズ | 1 | ●ライヴビデオ(発売・制作:TEN YEARS) |
★Musicians★
Piano:来生たかお